23日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり73銘柄、値下がり149銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は小反落。日本の4連休中、欧州では新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて警戒感が強まった。米議会での与野党対立への懸念などもあって欧米株は下落し、為替市場では一時1ドル=104円台まで円高が進行。連休明けの日経平均はこうした流れを嫌気して114円安からスタートすると、前場中ごろには23154.45円(前営業日比205.85円安)まで下落する場面があった。ただ、値がさグロース(成長)株の一角に買いが入ったほか、後場に入ると日銀の上場投資信託(ETF)買い観測も広がって一時プラス圏に浮上した。
大引けの日経平均は前営業日比13.81円安の23346.49円となった。東証1部の売買高は15億1983万株、売買代金は2兆7632億円だった。業種別では、鉱業、鉄鋼、非鉄金属が下落率上位だった。一方、陸運業、小売業、海運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は34%となった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約37円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、テルモ、オリンパス、スズキ、ホンダどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約24円押し上げた。米ハイテク株の下げ一服の流れが寄与したもよう。同2位エムスリーとなり、NTTデータ、中外製薬、富士フイルム、ダイキンなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 23346.49(-13.81)
値上がり銘柄数 73(寄与度+151.09)
値下がり銘柄数 149(寄与度-164.90)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 26920 665 +23.87
エムスリー 6550 170 +14.65
NTTデータ 1415 58 +10.41
中外薬 4805 94 +10.12
富士フイルム 5283 246 +8.83
ダイキン 19520 245 +8.79
バンナムHD 7258 239 +8.58
アドバンテ 5220 90 +6.46
TDK 11660 150 +5.38
第一三共 9762 105 +3.77
花王 8202 104 +3.73
コナミHD 4390 90 +3.23
イオン 2829 87.5 +3.14
京セラ 6167 38 +2.73
サイバー 6220 350 +2.51
KDDI 2754.5 11.5 +2.48
伊藤忠 2761.5 67.5 +2.42
太陽誘電 3265 50 +1.79
日製鋼 1784 242 +1.74
ヤマトHD 2706 48 +1.72
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6375 -170 -36.61
ファーストリテ 64620 -250 -8.97
テルモ 4145 -52 -7.47
オリンパス 2081 -42 -6.03
スズキ 4148 -155 -5.56
ホンダ 2539.5 -73.5 -5.28
ファナック 20420 -130 -4.67
電通G 3200 -125 -4.49
ソニー 8204 -119 -4.27
塩野義 5769 -99 -3.55
信越化 14000 -90 -3.23
資生堂 6210 -79 -2.84
アサヒ 3726 -73 -2.62
大和ハウス 2835.5 -66.5 -2.39
武田 3923 -66 -2.37
日産化学 5420 -60 -2.15
豊通商 3035 -55 -1.97
三井不 1949 -52 -1.87
SUBARU 2068 -44.5 -1.60
洋缶HD 1072 -43 -1.54