24日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり39銘柄、値下がり182銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は続落。132.00円安の23214.49円(出来高概算5億4328万株)で前場の取引を終えている。
前日23日の米国株式相場は反落。ダウ平均は525.05ドル安の26763.13ドル、ナスダックは330.65ポイント安の10632.99ポイントで取引を終了した。良好な小売り決算や新型コロナウイルスワクチン実用化への期待感から上昇して寄り付いた。しかし、パウエルFRB議長がパンデミック危機からの回復が依然不透明だと懸念を再表明、投資家心理が悪化し下落に転じた。ハイテクの下落も手伝い引けにかけては下げ幅を拡大した。
米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。欧州などでの新型コロナ感染再拡大や、米国の追加経済対策の見通しが立たないことなどが嫌気された。一方、外為市場で1ドル=105円40銭台と昨日午後の円の高値からさらに20-30銭ほど円安・ドル高方向に振れていることや、大きく下がれば日銀によるETF買いの思惑が働くこと、また、9月末の配当取りの買いが指摘されていることなどが株価下支え要因となったが、前場は売りが優勢の展開となった。なお、今日はトヨクモがマザーズに、グラフィコ、まぐまぐがジャスダックに上場した。3銘柄とも買い気配のまま前場を終え、初値はついていない。
セクターでは、非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品、海運業、鉱業などが値下がり率上位。一方、精密機器、小売業の2業種が値上がりした。東証1部の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は28%となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約40円押し下げた。同2位は中外製薬となり、TDK、ファナック、リクルートHD、KDDI、ホンダなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約21円押し上げた。同2位はオリンパスとなり、テルモ、セコム、スズキ、JPXなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 23214.49(-132.00)
値上がり銘柄数 39(寄与度+54.56)
値下がり銘柄数 182(寄与度-186.56)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 27505 585 +21.00
オリンパス 2134 53 +7.61
テルモ 4173 28 +4.02
セコム 9920 86 +3.09
スズキ 4208 60 +2.15
JPX 2946 46 +1.65
ヤマトHD 2747 41 +1.47
武田 3955 32 +1.15
味の素 2205 31 +1.11
トレンド 6500 30 +1.08
NTTデータ 1420 5 +0.90
クボタ 1863.5 24.5 +0.88
エプソン 1250 11 +0.79
明治HD 8210 110 +0.79
アドバンテ 5230 10 +0.72
日産化学 5440 20 +0.72
協和キリン 2895 20 +0.72
NEC 6070 160 +0.57
日立建 3700 15 +0.54
ダイキン 19535 15 +0.54
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6188 -187 -40.27
中外薬 4711 -94 -10.12
TDK 11400 -260 -9.33
ファナック 20220 -200 -7.18
リクルートHD 4235 -55 -5.92
KDDI 2729.5 -25 -5.38
ホンダ 2465 -74.5 -5.35
エーザイ 9429 -119 -4.27
ファーストリテ 64510 -110 -3.95
アサヒ 3618 -108 -3.88
京セラ 6122 -45 -3.23
住友鉱 3304 -179 -3.21
トヨタ 6993 -88 -3.16
花王 8120 -82 -2.94
安川電 3905 -80 -2.87
デンソー 4508 -72 -2.58
電通G 3135 -65 -2.33
三井不 1889 -60 -2.15
ブリヂストン 3346 -58 -2.08
ファミマ 2326 -14 -2.01