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日経平均は129円高でスタート、トヨタやファーストリテが堅調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23217.33;+129.51
TOPIX;1634.72;+8.28

[寄り付き概況]

 25日の日経平均は129.51円高の23217.33円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日24日の米国株式相場は反発。ダウ平均は52.31ドル高の26815.44ドル、ナスダックは39.28ポイント高の10672.27ポイントで取引を終了した。トランプ大統領は大統領選に敗退した場合には、法廷闘争に持ち込み速やかな政権移行に抵抗する可能性を警告したことや、新規失業保険申請件数が前週から予想外に増加したことを嫌気し下落して寄り付いた。しかしながら、マコネル共和党上院院内総務が11月3日の選挙における勝者が来年1月20日大統領に宣誓就任し、「政権は整然と移行される」とツィートすると警戒感が後退したほか、8月新築住宅販売件数が減少予想に反し14年ぶり高水準になったことなどが好感され、上昇に転じた。ペロシ下院議長が小規模の財政策に取り組む方針を示すと追加財政策への期待が再燃したほか、主要ハイテクに買い戻しも広がり、底堅い展開となった。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米国市場でこのところ調整していたハイテク株が昨日の米国市場で堅調だったことなどが好感された。昨日の日経平均が250円を超す下げとなった後ということもあり、買いが入りやすかった。また、円相場が1ドル=105円40銭台で安定して推移していることも安心感となった。さらに、9月末の配当取りの買いも引き続き指摘された。一方、上海や香港株などアジアの株価動向や今晩の米国株式相場を見極めたいとする向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢となった。なお、今日はSTIフードHDが東証2部に、I-neがマザーズにそれぞれ上場した。

 セクター別では、ガラス土石製品、パルプ・紙、倉庫運輸関連、海運業、電気・ガス業などが値上がり率上位、保険業、精密機器、陸運業、その他金融業などが値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ、トヨタ、神戸物産、チェンジ、キーエンス、村田製、太陽誘電、エムスリー、富士フイルムなどが上昇。他方、楽天、HOYA、JR東、東京海上、オリックス、伊藤忠、西武HD、日立物流、アドバンテストなどが下落している。

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