5日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり209銘柄、値下がり15銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は反発。2日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、134ドル安となった。追加経済対策の成立期待から買いも入ったが、トランプ大統領の新型コロナウイルス感染を懸念した売りが先行した。日経平均も2日の取引中にトランプ氏感染の報道を受けて値を崩したが、本日は同氏が5日中にも退院できる可能性があるとの医師団の見方が伝わって買い戻しが入り、224円高と反発スタート。朝方には23377.43円(前週末比347.53円高)まで上昇する場面もあったが、その後は先行き不透明感から上値の重い展開だった。
大引けの日経平均は前週末比282.24円高の23312.14円となった。東証1部の売買高は10億4647万株、売買代金は2兆0711億円だった。業種別では、鉄鋼、鉱業、陸運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのはその他製品のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は10%となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はダイキンとなり、2銘柄で日経平均を約63円押し上げた。ダイキンは、後場に21年3月期の通期営業利益予想を従来の1700億円から1980億円に引き上げると発表したものの、発表後は上げ幅を縮める展開に。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは日野自で6.80%高、同2位は東京電力HDで6.38%高だった。
一方、値下がり寄与トップは東エレク、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約21円押し下げた。SOX指数の下落などを受けて東エレクなど半導体関連は終日相対的に弱い値動きとなった。また、日経平均構成銘柄の下落率トップも東エレクで1.60%安、同2位はサイバーエージェントで1.42%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 23312.14(+282.24)
値上がり銘柄数 209(寄与度+313.43)
値下がり銘柄数 15(寄与度-31.19)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6750 227 +48.87
ダイキン 19210 405 +14.53
リクルートHD 4176 132 +14.21
ファーストリテ 66790 290 +10.41
資生堂 6417 259 +9.29
アサヒ 3807 182 +6.53
スズキ 4639 166 +5.96
NTTデータ 1374 33 +5.92
エーザイ 9693 150 +5.38
京セラ 5952 71 +5.10
ファナック 20430 140 +5.02
ソニー 7892 139 +4.99
信越化 13620 130 +4.66
ホンダ 2561.5 64.5 +4.63
中外薬 4619 42 +4.52
TDK 11560 120 +4.31
花王 7889 112 +4.02
大和ハウス 2888 111 +3.98
ヤマハ 5130 110 +3.95
デンソー 4776 105 +3.77
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 27125 -440 -15.79
KDDI 2655 -22 -4.74
エムスリー 6330 -40 -3.44
オリンパス 2243 -11 -1.58
ファミマ 2326 -8 -1.15
アステラス薬 1509 -4.5 -0.81
JPX 2861 -20 -0.72
日産化学 5490 -20 -0.72
サイバー 6250 -90 -0.65
協和キリン 2854 -13 -0.47
オムロン 8010 -10 -0.36
トレンド 6350 -10 -0.36
日本ハム 4515 -15 -0.27
日揮HD 1040 -4 -0.14
NTTドコモ 3876 -2 -0.01