8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり162銘柄、値下がり57銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は反発。213.53円高の23636.35円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えている。
7日の米株式市場でNYダウは反発し、530ドル高となった。トランプ大統領が航空会社や中小企業などに的を絞った追加支援策を支持する意向を示し、財政政策への期待が高まった。9月15-16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で将来の国債購入に柔軟性を持たせる方針が示唆されたこともあり、終日堅調に推移した。また、米市場の取引終了後には米民主党のペロシ下院議長が「航空会社支援策について明日ムニューシン米財務長官と話し合う」と述べたことが伝わり、本日の日経平均はこうした流れを好感して83.52円高の23506.34円でスタートすると、寄り付き後も上げ幅を拡大。コロナショック後の戻り高値を更新したことで買い戻しや追随買いが広がり、前引けにかけて23669.97円(247.15円高)まで上昇する場面があった。
セクターでは、海運業、鉄鋼、パルプ・紙などが上昇率上位で、その他も全般堅調。反面、空運業、小売業、倉庫・運輸関連業の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の64%、対して値下がり銘柄は31%となっている。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約32円押し上げた。同2位はアドバンテスとなり、ソフトバンクG、ファーストリテ、エムスリー、TDKなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは前日に決算を発表したイオンとなり1銘柄で日経平均を約3円押し下げた。同2位はキッコーマンとなり、コナミHD、KDDI、ファナックなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 23636.35(+213.53)
値上がり銘柄数 162(寄与度+235.42)
値下がり銘柄数 57(寄与度-21.89)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 28460 900 +32.29
アドバンテ 5500 290 +20.81
ソフトバンクG 7029 74 +15.93
ファーストリテ 66930 440 +15.79
エムスリー 6640 160 +13.78
TDK 12020 310 +11.12
信越化 14100 260 +9.33
オリンパス 2233 64 +9.19
テルモ 4166 60 +8.61
中外薬 4676 63 +6.78
エーザイ 9632 182 +6.53
資生堂 6587 132 +4.74
リクルートHD 4311 39 +4.20
富士フイルム 5218 112 +4.02
塩野義 5510 86 +3.09
スクリン 6270 390 +2.80
アステラス薬 1520 15 +2.69
太陽誘電 3500 70 +2.51
トヨタ 7062 59 +2.12
ヤマトHD 2749 57 +2.05
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
イオン 2843 -96.5 -3.46
キッコーマン 5410 -80 -2.87
コナミHD 4555 -40 -1.44
KDDI 2732.5 -6 -1.29
ファナック 20625 -30 -1.08
7&iHD 3404 -27 -0.97
日立建 3765 -25 -0.90
スズキ 4789 -22 -0.79
JPX 2779 -21 -0.75
電通G 3035 -20 -0.72
カシオ 1668 -19 -0.68
三菱倉 2971 -34 -0.61
ホンダ 2610.5 -8 -0.57
JR東海 15265 -155 -0.56
積水ハウス 1847.5 -12 -0.43
キヤノン 1741.5 -7.5 -0.40
日野自 790 -11 -0.39
クボタ 1966 -10.5 -0.38
東建物 1268 -18 -0.32
ファミマ 2323 -2 -0.29