マネーボイス メニュー

マザーズ先物見通し:反落、行政のデジタル化関連が下支え

本日のマザーズ先物は反落が予想される。8日の米国市場は、新規失業保険申請件数が前回から減少し経済封鎖前の3月中旬以来の低水準となったほか、部分的な追加経済救済策への期待から上昇して寄り付いた。ペロシ米下院議長が航空会社支援など個別の支援を支持する意向はないとしたため期待が後退し一時下落に転じる局面もあった。しかし、ムニューシン財務長官が包括的景気対策案の協議再開をペロシ議長に打診したと伝わると期待が再燃し引けにかけては再び大きく上昇した。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇。本日マザーズ先物は、米国市場が続伸したものの、ナイトセッションが小安く取引を終了したことで、反落でのスタートが予想される。国内では政府が、書面や対面での対応を義務付けている規制に関して、デジタル化で代替えできるものから撤廃する検討に入ったと日本経済新聞が報じている。このことから、引き続き、時価総額上位のAIinsideやフリーなどが相場を下支えすることが期待される。また、政府は時限的措置とされているオンライン診療について、コロナウイルスの終息後も原則恒久化することで調整に入ったとNHKが報じている。このことでは、時価総額上位のJMDCなど遠隔医療関連銘柄が先物を押し上げることが期待される。本日の上値のメドは1324.0pt、下値のメドは1250.0ptとする。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。