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米国株見通し:続落も、製造業の回復鈍化なら売り優勢

(15時30分現在)
S&P500先物      3,468.62(-12.28)
ナスダック100先物  11,891.12(-83.13)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル安。NY原油先物(WTI)も値を下げ、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

14日の取引で主要3指数は続落。ダウは序盤の上昇基調を維持できず、165ドル安の28514ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスのまん延が深刻化するなか追加経済対策の早期実施への期待が後退し、ハイテク株を中心に売りを強め相場全体を下押しした。足元の世論調査から来月の大統領選で民主党のバイデン候補の勝利を織り込む動きが広がっているものの、この日は大型投資への期待感は抑制され、全般的に売りに押される展開となった。

本日も売りが続く可能性があろう。引き続き追加対策への期待が弱まるなか、今晩発表の新規失業保険申請件数が改善すれば売りを抑制する要因となりそうだ。半面、ISM製造業景気指数の先行指標とされるフィラデルフィア連銀製造業景況指数などは低調な内容と予想され、早期持ち直しへの思惑が後退すれば関連セクターを中心に売りが強まりそうだ。一方、個別銘柄では決算発表のバンク・オブ・ニューヨーク・メロンやステート・ストリートなど金融株が注目される。

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