28日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり40銘柄、値下がり183銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は3日続落した。前日の米国株式市場では、欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大や目前に控える米大統領選を受けてNYダウなどは下落した。これを受けて、日経平均も続落して始まるも、前日までに好決算を発表した日本電産やHOYAなど大きく上昇し、市場心理を過度に悪化させることを防いだ。また、日銀によるETF(上場投資信託)買いへの期待も相場の下支えに寄与したもよう。日経平均は25日移動平均線を割り込んでいたこともあり、下値では押し目買い意欲の強さも確認され、大引けにかけては下げ幅を縮小し、底堅さを示した。なお、東証1部の売買代金は2週間ぶりに2兆円を超えた。
大引けの日経平均は前日比67.29円安の23418.51円となった。東証1部の売買高は11億8305万株、売買代金は2兆3564億円だった。セクター別では、鉱業、鉄鋼、保険業、不動産、非鉄金属などが下落率上位となった一方、精密機器、小売業、その他製品、電気機器、情報・通信業、電気・ガスの6業種が上昇となった。東証1部の値上がり銘柄は29%、対して値下がり銘柄は全体の67%であった。
値下がり寄与トップはKDDIとなり1銘柄で日経平均を約11円押し下げた。同2位はファナックとなり、スズキ、日立建機、キヤノン、NTTデータ、ホンダなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約21円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、ダイキン工業、東京エレクトロン、エムスリー、ソニー、テルモなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 23418.51(-67.29)
値上がり銘柄数 40(寄与度+117.60)
値下がり銘柄数 183(寄与度-184.89)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 74210 580 +20.81
ソフトバンクG 7003 92 +19.81
ダイキン 19830 455 +16.33
東エレク 28780 290 +10.41
エムスリー 7090 120 +10.33
ソニー 8248 148 +5.31
日東電 7540 140 +5.02
テルモ 3964 35 +5.02
バンナムHD 8150 90 +3.23
キッコーマン 5420 90 +3.23
オムロン 8010 50 +1.79
協和キリン 2671 48 +1.72
JPX 2627 45 +1.61
ヤマトHD 2858 41 +1.47
スクリン 5950 200 +1.44
日清粉G 1696 38 +1.36
日産化学 5670 30 +1.08
サイバー 6670 150 +1.08
花王 7627 26 +0.93
イオン 2704.5 20.5 +0.74
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 2786 -50 -10.76
ファナック 21270 -160 -5.74
スズキ 4425 -145 -5.20
日立建 2843 -132 -4.74
キヤノン 1849.5 -82.5 -4.44
NTTデータ 1227 -24 -4.31
ホンダ 2480.5 -59.5 -4.27
セコム 8920 -119 -4.27
アサヒ 3347 -117 -4.20
住友不 2813.5 -103.5 -3.71
豊通商 2864 -103 -3.70
塩野義 4886 -96 -3.44
コマツ 2381.5 -94 -3.37
信越化 14540 -90 -3.23
エプソン 1143 -44 -3.16
東京海上 4723 -174 -3.12
第一三共 2662.5 -27.5 -2.96
中外薬 4152 -27 -2.91
アドバンテ 5470 -40 -2.87
富士通 12840 -780 -2.80