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日経平均は247円安でスタート、ソフトバンクGやホンダが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23170.76;-247.75
TOPIX;1595.01;-17.54

[寄り付き概況]

 29日の日経平均は247.75円安の23170.76円と4日続落して取引を開始した。前日28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は943.24ドル安の26519.95ドル、ナスダックは426.48ポイント安の11004.87ポイントで取引を終了した。欧米で新型コロナウイルスの流行が再拡大しており、欧州最大経済のドイツや第2位のフランスがパンデミック対策で規制を再び強化したため世界経済の見通しが悪化し寄り付きから下落した。大統領選への不透明感も手伝い投資家が保有株を手仕舞う動きに拍車がかかり終日軟調推移となった。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。日本でも欧米での新型コロナ感染拡大への懸念や、米大統領選を巡り米国政治が混乱するとの警戒感から売りが出た。一方、20年4-9月期決算発表が本格化しており、好業績への期待感が株価下支え要因となり、また、米株安にも関わらず外為市場で1ドル=104円30銭前後と円相場が落ち着いて推移していることも安心感となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の商業動態統計速報によると、小売業販売額は前年同月比8.7%減少した。また、同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は18-24日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は2284億円だった。今日は日銀金融政策決定会合の結果が公表され、また、黒田日銀総裁が記者会見を行う。

 セクター別では、空運業、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、ゴム製品などが値下がり率上位、一方、医薬品が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、三菱UFJ、トヨタ、ホンダ、神戸物産、HOYA、ファナック、信越化、JR東、三菱商事、ネクソンなどが下落。他方、ソニー、日立、コマツ、レーザーテック、NTT、任天堂、オリックス、ファミリーマート、第一三共、中外薬などが上昇している。

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