12日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり64銘柄、値下がり155銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は8日続伸。11日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、23ドル安となった。新型コロナウイルス感染者数の増加に伴う規制再強化などが嫌気された。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶり反発。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が追加金融緩和に前向きな姿勢を示したこともあり、本日の日経平均は89円高からスタートすると、朝方には一時25587.96円(前日比238.36円高)まで上昇した。しかし、景気敏感株を中心に売りが出て、後場の日経平均はマイナスに転じる場面もあった。
大引けの日経平均は前日比171.28円高の25520.88円となった。バブル崩壊後の戻り高値を連日で更新。また、8日続伸は2019年9月以来となる。東証1部の売買高は13億4800万株、売買代金は2兆8059億円だった。業種別では、その他製品、情報・通信業、精密機器が上昇率上位だった。一方、不動産業、保険業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は63%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約53円押し上げた。同2位はファナックとなり、エムスリー、ソフトバンクG、KDDI、東京エレクトロン、アドバンテストなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは電通グループとなり1銘柄で日経平均を約10円押し下げた。同2位は塩野義製薬となり、中外製薬、住友不動産、京セラ、東京海上HD、ホンダなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 25520.88(+171.28)
値上がり銘柄数 64(寄与度+290.08)
値下がり銘柄数 155(寄与度-118.80)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 80620 1470 +53.01
ファナック 24710 775 +27.95
エムスリー 7889 288 +24.93
ソフトバンクG 6679 98 +21.20
KDDI 3162 70 +15.15
東エレク 30220 380 +13.70
アドバンテ 6810 180 +12.98
ダイキン 23545 320 +11.54
信越化 15470 310 +11.18
バンナムHD 8723 296 +10.67
オムロン 8320 220 +7.93
日産化学 6220 150 +5.41
TDK 13520 140 +5.05
トレンド 6230 140 +5.05
ソニー 9160 120 +4.33
コナミHD 5250 120 +4.33
セコム 9821 105 +3.79
キッコーマン 6640 90 +3.25
クボタ 2144.5 89 +3.21
花王 8118 86 +3.10
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
電通G 3190 -290 -10.46
塩野義 5624 -156 -5.63
中外薬 4622 -49 -5.30
住友不 3320 -144 -5.19
京セラ 6116 -61 -4.40
東京海上 5301 -219 -3.95
ホンダ 2948 -46.5 -3.35
菱地所 1772 -91 -3.28
豊通商 3350 -85 -3.07
リクルートHD 4665 -24 -2.60
トヨタ 7435 -68 -2.45
三井不 2101 -66.5 -2.40
エプソン 1326 -33 -2.38
SUBARU 2168.5 -52 -1.88
大和ハウス 3145 -50 -1.80
JR東海 14485 -500 -1.80
クレセゾン 1273 -47 -1.69
7&iHD 3408 -46 -1.66
ジェイテクト 893 -38 -1.37
三菱商 2509.5 -38 -1.37