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米国株見通し:下げ渋りか、住宅関連指標の改善で売り一服

(15時30分現在)
S&P500先物      3,592.62(-14.18)
ナスダック100先物  11,944.12(-30.88)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル安。NY原油先物(WTI)も弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

17日の取引で主要3指数は反落。前日に過去最高値を更新したダウは節目の30000ドルを前に利益確定売りが強まり、167ドル安の29783ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスのワクチン開発による早期実用化への期待は一巡し、国内での急激なまん延で制限措置の影響を懸念。そうしたなかで発表された小売売上高が予想外に低調な内容となり、NY連銀製造業景気指数など直近の弱い経済指標も想起され、幅広い売りが指数を下押しした。

本日は売り継続の見通し。7日平均のコロナ感染者数は全州で増加を示し、ニュージャージー州での集会の規模縮小やフィラデルフィア市での屋内活動の休止など、制限措置の強化が意識されやすい。また、追加経済対策の法案審議もメドが立たず、買いづらい地合いとなりそうだ。一方で、今晩の住宅着工件数や住宅建設許可件数は前回から改善するとみられ、売りを弱める要因となろう。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の緩和方針は引き続き買いをサポートしよう。

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