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日経平均は374円高でスタート、ソフトバンクGやファーストリテなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25901.45;+374.08
TOPIX;1754.39;+27.00

[寄り付き概況]

 24日の日経平均は374.08円高の25901.45円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日23日の米国株式相場は反発。ダウ平均は327.79ドル高の29591.27ドル、ナスダックは25.66ポイント高の11880.63ポイントで取引を終了した。10月シカゴ連銀全米活動指数が9月から上昇、11月製造業PMI速報値も予想外に10月から改善し2014年9月来で最高となったほか新型コロナワクチン接種が米国内で約3週間以内に開始する可能性などが明らかになると見通し改善で寄り付きから大きく上昇。ハイテク株から景気循環株への買い替えが再燃した。引けにかけて、バイデン氏が次期財務長官にイエレン前FRB議長を指名すると報じられると大規模な財政策への期待に上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買い先行で始まった。東京市場の3連休前に比べダウ平均が100ドル超上昇しており、株価支援要因となった。日本でも新型コロナワクチン開発の進展を受け、経済活動の本格再開に期待が高まったことに加え、先週末までの3日間で日経平均が500円近く下げた後ということもあり、買いが入りやすかった。また、外為市場で1ドル=104円60銭前後と先週末20日15時頃に比べ70-80銭ほど円安・ドル高に振れていることも買い安心感となった。一方、国内でも新型コロナ感染拡大が続いており、政府が「GoToトラベル」事業の一部制限を決め、足元の景気停滞要因となるとの見方などが上値抑制要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、鉄鋼、証券商品先物、海運業、金属製品、その他金融業などが値上がり率上位、空運業が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、トヨタ、キーエンス、レーザーテック、村田製、JAL、コスモス薬品、エムスリー、三菱地所、三菱商事、信越化、OLC、JT、第一三共などが上昇。他方、ANA、KDDIなどが下落している。

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