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米国株見通し:弱含みか、週末控え持ち高調整などの売り

(15時30分現在)
S&P500先物      3,706.38(-6.37)
ナスダック100先物  12,727.12(-23.88)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は90ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

17日の取引で主要3指数はいずれも最高値を更新。ダウは148ドル高の30303ドルで取引を終えた。15-16日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で市場が期待していた債券買入れペースなど追加緩和は見送られたものの、実質ゼロ金利を2023年まで継続するハト派姿勢が改めて好感された。また、9000億ドル規模の追加経済対策の与野党協議が進展し、つなぎ予算の期限切れを迎える18日まで法案成立に楽観的な見方が広がった。

本日は売りに押される展開。追加対策の与野党協議は本日中の成立が困難とみられ、早期実施への期待後退で前日の買いを修正する見通し。新型コロナウイルスのまん延による大都市での制限措置で先行きの減速に懸念も根強く、週末を前に持ち高調整や利益確定の売りが強まりそうだ。ただ、食品医薬品局(FDA)は諮問委員会によるモデルナのワクチンに関する緊急使用許可の勧告を本日にも受け入れる方向で、ワクチン普及への観測が過度な売りを抑制しよう。

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