『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。ようやく日本一周の旅を終え、「ヒビ割れiPhone」をタダで修理してもらったり、秋葉原にある超大盛りの定食屋で悶絶していたと思ったら、今度は東京・高田馬場で「昆虫」を食べさせるというアジア料理の店で、サバイバルのため虫を食べる修行を始めたようですが。。。
【超絶閲覧注意】日本一周を終えた悪魔、世にも奇怪な「虫料理」を喰らう!
ガッハッハッハッハッハ!! 大魔王ポルポルだ。
報告しよう。我輩はついに人類の境地を越えたのだ。
腹がへって、腹がへって、腹がへって・・。どうしようもない。
日本を征服したら我輩はホームレスになってしまったのだ。そのため、我輩は食べるものがなくなった。
これではどうしようもない。そこでタダで食べられる物を探した。
そこで思いついたのが「虫を食う」ことである。
虫ならタダだ。そこらじゅうに飛んでおる。今は真夏なので多くの虫が食べられる。
まさに虫食材はタダ。これなら食うことに困ることはない。ガッハッハッハッハッハ!!
どうだ? 名案だろう。そこで、今回は魔族もビックリな美味しい虫料理を紹介してやろう。
我輩がやってきたのは高田馬場駅から徒歩3分の場所にある「ノング インレイ」という東南アジア料理店だ。
この店では蟻やコオロギ、蛙などの人気昆虫料理がたくさん味わえるのだ。
魔族といえど虫料理ごときではビビらない。我輩に食べられないものなどないのだ。
「ガッハッハッハッハッハ!!我輩はコウモリやドラゴンの蹄などを食してきた。コオロギの一匹くらい美味しく食べてやろう・・!」と思いつつも、実は昆虫料理は食べたことがない。
「せっかく東京にいるから何か東京っぽいことをしたい!」と、我輩は空を見上げて思っていた。
そこで考えに考え抜いた結果。
「今後、迫りくる人口増加の影響で食料難が起こるかもしれない。だから今のうちに昆虫料理を食べて舌を慣れさせておこう!」
と、妄想を繰り広げた結果が昆虫料理を食べに行くことだ。
どんな味だろう。どんな食感だろう。ワクワクして夜も眠れない日々が続いたが、
いざ、食べようと思うと、後悔してしまう。
「ちっ!ニンゲンを毒見役で連行させればよかった….!ガッハッハッハッハッハ!!」
と、後悔したが我輩には友達がいない。
お店の前に着くと、如何にも怪しい雰囲気がプンプンした。
店は薄暗いし、読めない言葉が書いているし、人通りが少ない。
(や・・やはり行くのをやめようか…。)と、魔族といえど少しビビったが、
そんなことがバレテは魔族の恥だ。
(ビビってはいけない。ビビってはいけない。ビビってはいけない。)
我輩はさっそく思い切って店の扉を開けてやった。
「ガッハッハッハッハッハ!!ついに虫を征服するときが来た。我輩に虫料理を食わせるのだ!」
その高笑いは店内に広がった。虫も怖気づいて逃げたのではないか。と、思ったが、店には誰もいない。
電気すらも付いていないのだ。
そう、我輩は間違えて、隣の「準備中」のお店に入ってしまったのだ。
「ノングインレイ」は、我輩の入った店の隣だ。。。
少し恥ずかしかったが誰も見ていない。仕切り直して隣の店を支配した。
店員をビビらすように「あのー。すみません..。」と言って店の中に入った。
「イラッシャイネ」東南アジア風の店員が店の中にいた。
店の雰囲気は外国の路地の中のお店のような雰囲気だ。壁に書いている「今日のおすすめメニュー」に
「竹蟲」「コオロギ」「カエルの揚げ物」「ありの虫」
と、汚れ物みたいなメニューがたくさんあった。
(どこで食材を仕入れてくるのだろうか?ここは本当に日本なのだろうか・・・?)
魔族であることを忘れるほどのゲテモノメニュー満載だ。
どれを食べればいいのか分からないので、店員に「どの虫が美味しいのだ?ガッハッハッハッハ!!」と聞いてやった。
「竹蟲はイチバン、ニンキネ」店員は即座に答えた。
「今後、迫りくる人口増加の影響で食料困難が起こるかもしれない。だから今のうちに昆虫料理に舌を慣れさせておこう!」
と思ったのはいいものの「竹蟲」を食べるのには勇気がいる。
「魚釣りのエサやん!これで我輩を釣る気か。ガッハッハッハッハッハ!!」
とういう冗談も東南アジア人の店員には通じない。
我輩は注文するのが怖くなったが、「虫をつまみに昼からビールも飲んでやろう。」
と、ポジティブシンキングに変えて、
「銘柄の良くわからないタイビール」と「竹蟲」と「コオロギの炒め物」を注文した。
「ガッハッハッハッハッハ!!昼から虫をつまみにビールを飲む。
こんなホームレスな大魔王はいないだろう。ガッハッハッハッハッハ!!」
タイビールをチビチビ飲みながら、高笑いが止まらなかった。
すると、驚くべき速さで、コオロギの炒め物と竹蟲がやってきた。
如何にも生きてるかのようなゲテモノ満載の絵面だ。
淡い白の光沢を帯びた竹蟲と、大草原を走り回っていたコオロギ。
「魔界発となる、ゲテモノパーティーの始まりだ。ガッハッハッハッハ!!」
と言わずに、今回は沈黙したまま食べた。後悔と不気味さが入り乱れ、見てるだけでテンションが下がるからだ。
躊躇しつつも、まずは竹蟲から食べた。
口の中に入れると、舌先から大地の香りがジワジワ響いていく。それを思い切って噛んでみると中身がない。
スカスカの魂のない食感だ。歯ごたえがまるでない。
「コイツらもっと懸命に生きとけよ!食感なさすぎるだろう。」
そんな説教をしたくなる味だった。ちなみに味付けはカレー風の味付けなのだが、味が染みてないから味はないに等しい。
竹蟲は魂の抜けた味がした。(食べれるけど….美味しくはない。)
続いてコオロギの炒め物に手を付けた。これも躊躇しつつ沈黙して食べた。
コオロギの足や手が口の中の大地を駆け抜ける。その足音が今にも聞こえてきそうな食感だ。
ただし中身がない。桜エビに似たスカスカの食感だ。ちなみにこれもほんのりカレー風味の味がする。
しかし、スカスカした食感のせいでカレーを感じにくい。
「コオロギの生命力が、か・・感じられない!」
思わず大魔王であることを忘れて、そんなことを言ってしまった。
コオロギは大地の足音が伝わる味だ。(食べれるけど…..美味しくはない。)
コオロギも竹蟲も食べれるけど美味しくはない。
「これからも食べていきますか?」と問われたら、「罰ゲームの時しか食べたくない。」と答えるだろう。
そして、ずっとチビチビ飲んでたタイビールの方も美味しくなくなった。
「虫をつまみにビールを飲むのはよくないな。ガッハッハッハッハッハ!!」
しかし、虫料理について店員は「コオロギハ、フウミ、キイテルネ。」と、
竹蟲よりコオロギの方が風味があるらしい。魔族からするとほとんど同じ味だ。
1億と26年生きてきて初めて食べた「ゲテモノ」を完食すると、さっそうと店を出てやった。
「ガッハッハッハッハッハ!!我輩は毎日ドラゴンを食べたりしてるからな。コオロギもなかなか美味であったぞ。」
と、魔族なのに虫料理が食べれないことがバレないように言ってやった。
しかし、内心は「やはり日本の食べ物が一番合うな」と再確認することができたのだ。
店を出ると、変なものを食べてばかりだったので、空気が美味しく感じた。
「虫料理は食べるものではないな。ガッハッハッハッハ!!」と言うと、我輩はさっそうと東京の街へ帰っていった。
我輩のホームレスな旅は続く。
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『大魔王ポルポルの日本征服の旅』
著者/大魔王ポルポル
日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!
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