対策
さて、この男性の更年期障害。老化…いや加齢によるホルモン量の低下に基づくものなので、根本的には解決しません。ただ、気をつけて過ごすことで、軟着陸できるというだけです。
その軟着陸方法として、もっとも重要なのが「睡眠」です。テストステロンは夜に作られるので、ホルモン生成の時間帯に起きていては生成されないんです。よく言われる成長ホルモンと同じように「10時~2時」の間だと言われています。つまり夜更かしはNGなんです。
でもねえ、この点では、遠距離通勤をされている方で、激務なんだよなあという方(実にたくさんいそうですが)はか~なりタイヘンです。帰宅が深夜に及んで就寝時間がズレこむと、どうしてもホルモンの生成が阻害されてしまうからです。まあ、早めに帰宅できるようにするだけではなかなか間に合わないでしょうから、たまには会社の近くにホテルを取ってぐっすり眠るようにした方がいいかもしれません。それも遅くちゃダメなんですよ。ある程度で仕事を切り上げないとイミがないですからね。
また、テストステロンは筋肉を刺激すると作られやすくなるので、筋肉を刺激するような「スポーツや筋トレ」はとても有効です。男性ホルモンですからね、なんてったって。思春期に男らしい身体になるときに、筋肉がどんどん付いていくわけですから。言ってみれば、この逆をやってみようということですね。
しかも、わくわくドキドキ(★∇☆)するような刺激もテストステロンを高めます。ジミ~にコツコツ、シーンとシズカに独りでコッソリ、みたいなカンジじゃないんですよ。
- ドガガガガガ!!
- イヤッホゥ♪ (^0^)/
- で? ででで??(☆▽☆)
- くぅうぅ~~~、たまらん♪
みたいなカンジ(笑)。
- ゲーム性があって
- (ひとりより)みんなでやれて
- (ちょっと筋肉を使う)スポーツ
がバッチリだということです。こうやってみると、お祭りで村対抗でお神輿を担いで大騒ぎしたりするのは、男性ホルモンのためにいいんですね。いや、男性ホルモンのせいであんだけ騒ぐのかな?(笑)。
もうひとつ、テストステロンのためには「嗅覚を刺激する」といいのです。アロマテラピーやお香、ハーブティーなど香りのするものを生活に取り入れてみましょう。男性にはなじみが薄いかもしれないので、選んであげるのもいいと思いますよ。
中年期以降ホルモンバランスが乱れるのは、男性も同じ。自分の体調にドンカンな男性に代わって、早めに気がついてあげたいですね。
image by: Shutterstock
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