いじられるということ
怒られてる内が華だ、と言うように、いじられてるうちが華で、本当にやばいと誰もいじれないんです。
まさに裸の王様。
そしていつしか同情になる。
「埼玉県ってダサくないよね!カッコいいと思うんだ僕は、だから僕も一生懸命みんなに埼玉県はかっこいいんだよって言うからさ、だから一緒に頑張ろうよ!」
なんて言われたら、うるせーこの野郎って思う。
そこまで落ちぶれてねーわと。
1つ忘れてはいけないのは、いじられるということは、いじる人がいて初めて存在感を示せるということです。
つまり、常に受け身であって、自己発信が出来ないんです。
埼玉県民は受動的、とよくここでも話しますが、そろそろ自分で動く頃合いなんじゃないかと思います。
それで結果イジられても埼玉の歴史を考えればそんなものは痛くも痒くもないわけですから、もっとやってしまっていい。
誰に遠慮してるのか、誰に気遣ってるのか、しかし受動能動云々の話は一旦さておいて、今日お話したようなことを埼玉県民が言うのは本来ものすごく気持ち悪いことです。
いじられた美人が真顔で、「でも本当は私が美人だからいじれるのよね」って言ってたら可愛気ないですよね。
「なんでそんなこと言うのよー」というのがいい。
「みんな、埼玉はダサくないって分かってるからそんなこと言えるんだよね」って言ってたらカッコ悪いですよね。
いじる方もいじられる方もそんなことは分かってる上でやってるわけで、だから誰も言葉に出さないわけですが、ごく稀に、ダサイタマと言われて本気で怒り狂う人もいます。
それは以前このメルマガで触れた非ネイティブ埼玉県民を中心に、たまにいる。
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ドッキリテレビで本気で怒る人みたいで、そういう人の方が時に不快なんです。
もちろん度を過ぎてるケースも中にはありますし、単純に美人にブスと言い続けるようないじりもあります。
それはいじる側の問題だと思いますが、メディアがやってる埼玉いじりなんてどれもとても巧みなものです。
世の中全て理路整然とした正論だけの社会になったら狂った言論統制国のようになってしまいます。
もっと埼玉県を面白く、そして、埼玉県から面白く、そんなふうにしていけたらと私は思っています。
image by: Shutterstock
メルマガ『踊る埼玉県民 踊らない埼玉県民』
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