【書評】絶対絶命の産廃企業を救った「所沢のジャンヌ・ダルク」

 

出典は、最近読んだこの本です。大きく注目を集めている石坂産業の2代目女性社長の本。会社を変革するために必要なことが多く書かれています。

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絶体絶命でも世界一愛される会社に変える』(石坂典子 著/ダイヤモンド社) 

「教える」ことで最も大事なことは何か。それは「相手の身についたかどうか」です。「教えるやり方」はどうであっても、身についたかどうかが何よりも大事です。オッサン先生よりも美人な先生がいいなんて動機が不純すぎるとか、一流のテキストではなく手書きのマンガを使うなんてレベルが低すぎるとか言う人はいますが、それでも身につけさせた者勝ちなのです。

指導要領に沿って話すことが大事なのではなく、動機はどうあれ学ぶモチベーションを落とさず、理解し身につけさせたら、それが一番の教育です。これを知っておくと、何かコンテンツを作るときに、「小難しく語っても意味がないな」と分かります。

責任者が出てきて難しい理論をくどくど語ってほとんどの人に理解され無いよりも、明るい漫才師が掛け合いでその話を語って、「なんか面白かった。言ってることも分かった」と思われたほうが、何倍もいいのです。

自社の会議や研修の場で、社員たちが居眠りをしてしまったり、退屈そうにしてしまったりはしていませんか?

それを改善するには、どんな工夫が必要でしょうか。

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)

・会議や研修で「退屈」「暇」だと感じる理由にはどんなものがあるか。ノートに列挙する。
・会議や研修で「面白い」「ワクワク」と感じる理由にはどんなものがあるか。ノートに列挙する。

image by: Shutterstock

 

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