元旅行雑誌編集長が警告。男だって入浴後の「乾燥肌」に注意せよ

 

かゆさのあまりかきむしり、肌に傷がついて血が流れたりすると、その傷は高齢者ほど治りにくい傾向がある。 特に血糖値が高い人はその傷が化膿したりしやすいので注意が必要である。 悔しいけれど、僕もそうだから、若い時のように傷の蘇生力も強くはなくて、なかなか傷が治らない経験もしている。

温泉の泉質的に言えば、保湿力が高いのはナトリウム−塩化物泉、つまり食塩泉と言われるものだ。 塩分が肌をコーティングするので湯冷めしにくく保湿効果も高い。 二つ以上の泉質が楽しめる温泉では、食塩泉で仕上げると乾燥肌には効果があるとも言える。

前述の強アルカリ泉や重曹泉などの場合は、やはり湯上がりすぐに保湿液や乳液などを塗るということが必要になる。

「てやんでえ、男が風呂上がりに化粧品なんか塗れるかってんだ!」

などと言わずに、きちんとケアした方がいい。 繰り返すが、老いも若きも、女性はこういうことにきちんと気を配っているものだが、男はまったく無頓着ということが多いのも事実だと思う。

個人的には、特に足のひざ下あたりが乾燥することが多い気がするので、せめてそのあたりだけでもケアした方がいい。

照れて、恥ずかしがっている場合ではないのです。

 image by: Shutterstock.com

 

『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』より一部抜粋

著者/飯塚玲児
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