トランプ政権は「短命」に終わる。フリン氏スピード辞任が示す予兆

 

しかも、フリン氏のみならず、息子のマイケル・フリン・ジュニア氏も、選挙期間中、ネットを通じてヒラリーを誹謗中傷する情報を流し続けたことで、民主党からは敵視されまくっていたものさ。

あまりに過激なヒラリー叩きが災いし、息子は途中で選対本部から解雇されたほど。

今回は、父親が大統領から引導を渡されたわけで、親子でクビを言い渡されたことになった。

まさに、トランプ氏の決まり文句「You’re fired ! 」されたってわけさ。

とはいえ問題は、フリン氏とロシア大使の電話をFBIが盗聴しており、その内容が1月末の時点でトランプ大統領の元に届けられていたのに、今日まで「大した問題ではない」と大統領自身がフリン氏を庇っていたことだね。

フロリダの「冬のホワイトハウス」と呼ばれる別荘で、安倍総理夫妻をもてなしていた時にも、北朝鮮のミサイル発射の報告があった。

その時も、一般客と同じレストランで対応策を協議していただけでも問題なのに、別荘で開かれていた知人の結婚披露宴に安倍総理を誘ってお祝いの挨拶に出かけたんだよ、トランプ氏は。

危機管理意識が欠落している」と、アメリカではメディアも議会も大騒ぎさ。

フリン補佐官という大統領お気に入りの危機管理の最高責任者を辞任に追い込んだことで、ぶっちゃけ、ヒラリー女史は大喜び

自分のブログで「それ見たことか」と勝利宣言までしてるからね。

次なる標的がウワサに上るほど、トランプ号は船出早々、大きな嵐に見舞われている。

自分の一番のお気に入り補佐官を守れない船頭に「100%助ける」と言われてご満悦の安倍総理の前途は険しいだろうな。

image by:Shutterstock

 

浜田かずゆきこの著者の記事一覧

かつて人気を博したニッポン放送オールナイトニッポンの「世界びっくりニュース」を彷彿とさせるべく、フランクな語り口で、知られざる内外の『ぶっちゃけ話』をお届け致します。

例えば…
「爆買い」中国人観光客を上回る金額を日本で消費している国がある!?
「発明王エジソン」の遺言を頼りに、無料の無限エネルギー開発に成功した企業がある!?
「不動産王」にしてアメリカ大統領候補トランプ氏に、北方領土問題解決の秘策あり!?
…その他耳よりの情報が満載!

有料メルマガ好評配信中

  メルマガを購読してみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』 』

【著者】 浜田かずゆき 【月額】 ¥550/月(税込) 【発行周期】 毎月 第1〜第4金曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • トランプ政権は「短命」に終わる。フリン氏スピード辞任が示す予兆
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け