ものすごく単純に言えば、日本人の多くが「給料を2倍にしたい」と思えば2倍になると言えます。ただ、そのためには多くの人が給料を高くしたいと思うことが必要で、当たり前のように思えますが、それほど当たり前でも無いのです。
まずは、
- ドンドン使ってドンドン捨てる
- 節約しない
- 人生をエンジョイする
などのことで、多くの人が合意しなければなりません。たとえば、分別やリサイクルなどをしてはダメで、最も効率的なゴミの処理…つまり全てを一緒にまとめて焼く…ことが必要ですし、使うときにできるだけ節約してお金を余し、それを貯金するなどもってのほかです。節約しても良いのですが、余ったお金は他のことに使ってしまう必要があります。
そして、かつての高度成長の時のように、家族でドライブに行く、恋人とデートをする、社長さんは新しい車を毎年買い換える、家電製品も新製品が出たら買う…などが必要です。ちょうど、池田首相が所得倍増計画を進めたとき、日本人はみんな「テレビが欲しい、ドライブもしたい」と言うときだったので、給料が1万円上がると、すぐ1万円使うことで楽しんだのです。
つまり、給料が上がって、その分だけ国民がすぐ使えば、それが企業などに流れ、さらに製品が売れるので、手にした売り上げ金で設備投資ができる…設備投資して増えた製品をまた給料が増えた国民が買ってくれるという好循環ができたのです。