なぜ「腹へった」が口グセの人に限ってちっとも痩せないのか?

 

私は結婚した直後あたりから、3年、4年という期間は体重がバカバカ増えたんです。スーツのパンツがあっという間にサイズアウトしちゃうんです。たいていのスーツってパンツがウエストを広げられるようになっているんですが、10センチくらいはすぐに出しちゃうんですよ。だいたいウエストって1センチが1キロに相当するみたいで、つまり1年やそこらで10キロ太ってしまったんですね。

前半生でビンボーだった頃は痩せこけて体重が43キロとかしかない時代もありましたから、後半生はデブるという選択もアリでしょとか言ってたんですが、私が太った理由も思考にあったんです。

原因は簡単で、結婚して食事の質が急激に良くなったんです。家で食べるご飯が美味い美味い。家人は料理が上手なので、今まで食べたことがない料理が食卓に並ぶワケですよ。それが美味いモノだから、いつの間にか口癖が「あ~腹減った」になっちゃったんです。そしてこのセリフを言うとホントにお腹が空いて来るんです。休みの日にランチを食べて2時過ぎに「あ~腹減った」と言ったら家人がメチャメチャキレまして、

 ■ 年がら年中、腹減った、腹減ったってうるさいんだよ!

って叱られて気付いたんです。これってオレが腹減ったって言うからホントに腹が減るんじゃないのか? ってね。これはホントに真実で、断食に失敗する人は断食中に「腹減った」って口に出しちゃうんですよ。思考して言葉にしてしまうと、それが現実になってしまうわけですから、言えば言うほどお腹が空いてくるんです。

同様に、「ムカつくぜ」って言えば言うほどあなたがもっとムカつく事態がどこかからやって来ますから。「疲れた」と言えば言うほど、もっともっと疲れて来るんです。

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