んじゃ、なんでもアリかというと、それがそうでもないんです。実はマストなものがあるんですよ。きっと意外に感じると思いますが、マストなお供えもの、それは
- ほおずき
です。だいたいほおずきって漢字では「鬼灯」って書くんですよ。「鬼」は死んだ人のことなので、「灯」=ともしび、ちょうちんと合わせて読むと「死んだ人のちょうちん」くらいの意味ですね。
そして、実はこの漢字の意味こそが、ほおずきがマストな理由そのものなんです。ほおずきは祖先がこの世に来る時のともしびで、目印となるものだそうです。つまりあの世からは、ほおずきがぽおっと灯が灯っているように見えるんです。これがないと、暗くて(?)よく解らないんでしょうね。
そしてもうひとつ。ほおずきは、内側に実がついていて、空洞になっていますね。ご先祖さまはもう霊体になっていて、肉体がないのでお盆の期間中はほおずきの空洞にこもっているんです。ほおずきをお盆期間中に潰したりしたら、タイヘン(@@;; ですよ。
ほおずきの飾り方はたくさんパターンがあるようです。活け花のように花瓶に挿す地方、精霊棚に置く地方、ヨコに飾る地方。ま、つまるところ、飾ってあればいいのです。ご先祖さまにはちゃんと見えるから( ̄∇ ̄)。
お盆のお供えものには、是非旬の野菜とほおずきを。ご先祖様が喜んでくれますよ♪
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