武田教授が暴露。なぜ政府は北ミサイル発射を知らせなかったか

 

政府は国民の命を守る義務があり、自衛隊はミサイルを撃墜する任務があり、地方自治体は空襲警報を流すようになっており、さらにはメディアは情報を時々刻々と国民に知らせるために多くの特権を持っています。でも、まったく事前には動きませんでした。

それでは、「ミサイルが7月18日の深夜か29日の未明に打ち上げられ、日本の領域(EEZは漁民の仕事場で農民の畑に相当する)に落下する」という国民が命を守るために必要な情報をなぜ流せなかったのでしょうか?

第一に考えられる理由は(信じられませんが)、ミサイルのテストをする時期を明かしては北朝鮮に悪い(刺激する)という論理です。この奇妙な論理は朝日新聞がすでに記事を出していることでもあり、また、NHKなども同意しているもので、日本国民の命より北朝鮮との外交を優先するという反日論理が考えられます。

第二の理由は「自分がバッシングされることを恐れた」ということもあるでしょう。もしミサイルが発射されるといって現実には発射されなかったり、打ち上げに失敗したりすると「イカつりに出漁する機会を失った」などと言われるのではないかという責任逃れです。北朝鮮が打ち上げたあともせっかく準備されている空襲警報を流さなかったのも、「空襲警報など大げさだ。犠牲者がでても一部の漁民だけではないか」という避難からの責任逃れかも知れません。

でも、本当の理由はおそらく第一でも第二でもなく、日本の戦後の教育にあると思います。

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