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どうやったら、店で鳴く「閑古鳥」を黙らせることができるのか?

一生懸命がんばって宣伝してるのに今日も閑古鳥が鳴いている…そんなお店って結構ありますよね。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では、著者で若手飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さんが、いろいろな視点から、自分の店の良いところを発見し、そこを徹底的に伸ばす方法を公開しています。親戚や友人など、自分でお店をやっている人にそっと教えてあげてくださいね。

「強みを伸ばす」とは?

先日、僕のクライアントさんでこれからの店の方向性や売上対策について、かなりの時間を使って社長さんと話し合いを行いました。様々な視点から現状のお店を見直し、これからどういった方向性で経営を進めるべきか、あるいは、店舗の売上対策を行うべきかを話し合いました。その際に社長に何度も話したことは、「強みを伸ばすことを考えましょう」ということ。

「強みを伸ばす」。これは、世間でも「自分の店に着目してそれを伸ばしましょう!」といわれています。しかし、実際にお店をやっている人にとっては、何が強みなのかを発見しにくいというのもありますが、そもそも「『強みを伸ばす』って何をすればいいの?」と思っている方も多いのではないでしょうか?

まず「強み」の見つけ出し方ですが、次の視点で自分の店の良いところ強いところと思うところを書き出してみましょう

そして、抽出した「強み」の中で、周りの飲食店あるいは、同業態の店と比べて、「自店が勝てる点」を見つけ出してみましょう。

さて、ここからが「強みを伸ばす」ということにもなるのですが、見つけ出した「自店が勝てる点をさらに深める、あるいは、さらに外に対してアピールするのです。

例えば、居酒屋を経営している店であれば、店舗構造の視点で、席数が周りの店よりも大型で他店よりも1.5倍から2倍ぐらいの席数を持つ店であるならば、それをさらに深めるのです。

今の時代、なかなか大口の宴会を獲得するのは難しいですが、忘年会シーズンや会社の何かの打ち上げなどで、大人数で利用することはあるはず。そこで、「大人数を収容できる」という部分に脚光を当て、無料情報誌などに、「●●人以上の宴会なら当店へ」と大人数の宴会なら自店へ、というように「宴会に特化した店」としてブランド作りをするのです。

宴会にこだわるわけですから、お客様が宴会をする際に使い勝手のいい準備をすることにもこだわったりします。例えば、送別会の利用の際には、店側が花束を用意してあげるなど、お客様が準備してもらえるとうれしいことを店側が準備するのです。

このようにひとつのことに徹底的にこだわることが、「強みを伸ばす」ということなのです。ただ単に「強みを伸ばす」と言っても、具体的にどう強みを見つけ出し、どう伸ばせばいいのかなかなか難しいものです。しかし、上述したような視点から、店を分析していけば、意外に自分のお店の良さを再認識することができます。

image by: Shutterstock.com

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若手飲食店コンサルタントとして、人気急上昇中の飲食店経営コンサルタント、中西敏弘が「売れる」飲食店作りの秘訣を論理的に、そして分かりやすく解説します。

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【著者】 中西敏弘 【発行周期】 毎週2回

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