簡単にまとめると、泣く、汗をかく、話す、の3つがストレス解消のポイントなのではなかったかと思っています。
サプリメント的な観点からの対応策を考えてみますと、ストレスは確実に免疫力を低下させていきますから、グルタミンを飲むことだけはしておいた方がいいでしょう。
精神的にまいってしまう→肉体的に弱る→更に精神的にまいってしまう、の負のスパイラルを断ち切るためでもあります。
またストレスで影響をダイレクトに受けるのは自律神経で、その自律神経と密接に関わる臓器が胃ですから、胃の栄養となるグルタミンはとても役に立ちます。
昔、私は大病を患ったことがあるのですが、もしかしたら助からないかもしれないという不安の中で手術の前日を過ごしたところ、あまりもの不安と恐怖から一晩で胃がおかしくなってしまうという驚きの体験をしました。
これまで胃痛など経験もしたことがなかったのですが、とにかく胃が痛くてそれを治めて欲しいという状況に陥ってしまったのです。
ストレスの内容にもよりますが、ストレスはアドレナリンを出しやすくしてしまいます。
アドレナリンはビタミンCを大量に消費してしまうので、グルタミンの他にはビタミンCの補充も重要です。
落ち込むというケース以外にも、気持ちが興奮して収まらないというケースもあるかと思います。
強い怒りや憎悪や恐怖などによるストレスの場合です。
精神の興奮を鎮める栄養素はカルシウム、マグネシウム、ビタミンB群などですから、
そういった栄養素の補充も合わせて検討してみてください。
最後に筋トレの効用をもう一つあげておきます。
短時間に思いっきりエネルギーを使い切ることです。
そしてもしかしたら体が壊れてしまうかもしれないという恐怖心を感じることです。
これは一見、精神にとってもマイナスのように感じるかもしれませんが、脳がいろいろと考える猶予をなくしてくれます。
考えるという作業は大切なのですが、時として考え過ぎるというマイナスが起こってくるわけです。
そんな小さなこと(小さくないかもしれませんが)を脳に考えさせないような作業が容易に出来るのが筋トレかもしれません。
一瞬、脳に小さなことを考えさせないようにするのです。
そういった事を経ていくと、これまで悩んでいた原因が小さく感じることもあったりして、ストレス解消のきっかけになるかもしれません。
人の欲求はどんどんとエスカレートしていきますし、時としてそのエスカレートすることがモチベーションにもなりますが、行き過ぎは逆効果になるので期待の優先順位が人生の中では意外に低いんだという認識をたまにさせてあげてみてください。
明石家さんまさんの言っていた「生きてるだけで丸儲け」を、時々感じてみるといいかもしれません。
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