シニアに求められるお店
シニアの人達は、意外と社会や人とのつながりを持っていません。特に、サラリーマンとして定年まで働いた人はそうです。ですから、「定年後」という本が売れるのでしょう。
ということは、シニアを対象にしたお店を作るときは、その「つながり」を意識した店にすることです。そのためには、シニアの人達が集まることのできるスペースをお店の中に作ればどうでしょう。お茶を飲みながら、新しい人とのつながりができる場所です。
そこは、ただ集まってしゃべるというだけではありません。お互いのことを発表する機会を設けます。例えば、「私のスポーツ自慢」とか「70歳の私が心がけている運動法」というように、なるべく健康やスポーツに関する話を1時間くらいしてもらいます。シニアの人達は、自分の人生を話したくてたまりません。それによって、人とのつながりも強くなります。もちろん、発表会の集客や設営準備はお店の役目です。
また、スポーツショップとしてはそれだけではいけません。シニアの人達に役に立つ情報を、セミナーのような形で行います。例えば
- スポーツで膝や腰のけがをしない方法
- 自分の体力年齢を知ろう
- 正しい栄養の採りかた
- 疲れをとるスポーツグッズ
- 正しいウオーキングの仕方
といったものです。講師は、それなりに知識や実績のある人に依頼します。スポーツショップがこの手の人を探すのは簡単です。こんな講演やセミナーが定期的に行われるお店にすればきっとシニアの人達に喜ばれることでしょう。