「シニアに健康を売る」店が絶対にハズさないこれだけの理由

 

シニアの人達が求めること

先日、こんなことがありました。60代後半で、今でも元気にテニスをしている知人がいます。学校を卒業してからも、週に一度テニスを楽しんでいるスポーツマンです。ところが久しぶりにお会いしたときに、足を引きずっています。テニスをしているときに、膝を痛めてしまったそうです。

やはり、日頃から鍛錬をしている人でも年齢には勝てません。知人はあらためて自分の年齢を思い知らされたそうです。自分が思っている以上に体は動かなくなっています。あまりスポーツをしていないシニアなら、なおさらです。

スポーツショップが、このようなシニアを対象としたときどのようなことを心がければいいのでしょうか。当然、元気な若いスポーツマンを相手にするときと同じではいけません。「第250号 シニアをお客様に」で、シニアの人達の特徴を次のようにあげました。

  • 病気や健康に大きな関心がある。
  • 高齢者だとか、老人だとか、言われたくない。
  • 気に入らなければ、さっさとやめる。
  • 一度決めたら、なかなか乗り換えない。
  • 社会や人とのつながりを求める。
  • 意外とネットを活用している。

これらは、6年前も今も大して変わってはいないでしょう。そして、一番の関心事は自分の健康」です。ですから、シニアの人達が集まる場所では必ずと言っていいほど、「健康」や「病気」のことが話題になります。ときには、お互いの病気自慢が始まることも。健康でいたいという気持ちは、どの世代よりも強いのです。

あなたのお店は、そんなシニアの人達をサポートできるスポーツの用具やノウハウを提供することができます。そうすれば、シニアのためのスポーツショップは繁盛するはずです。

また、繁盛のヒントはそれだけではありません。実は、「健康」以外に、もっと重要なシニアの関心事があります。お気づきでしょうか。それは、「社会や人とのつながりを求める」ということです。

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