ジェンダーの問題
小池さんは自身が女性ですが、その割には「希望」の女性候補は少ないということのようです。こちらは、女性を立てることの話題性がある分、当選後にスキャンダルが出ると全部が帳消しになるという昨今の世相を考えて、リスク回避をしているのではないかと思います。
その点では自民党も似たような事情があり、結局はスキャンダルを面白おかしく報道することが、女性政治家の活躍を阻んでいるという感じが否定できません。
ジェンダーの問題に関しては、皇位継承問題が気になるところです。安倍さんは「男系派」ですが、小池さんは小泉直系ですから「女帝、女系容認」ではないかと思います。但し、この点については選挙では争うことはないのではないでしょうか?
参院という水面下のファクター
とにかく、参院の定数は242で過半数は122ですが、その中で自民党が125と単独過半数。これに加えて公明が24持っているわけです。例えばですが、民主党が思うように政権運営ができなかったテクニカル要因としては、自民党が強い参院のために「ねじれ国会」に苦しんだからです。
政治のプロ中のプロである小池さんは、このことを知り尽くしているでしょう。ということは、選挙後の合従連衡においても、参院の数合わせが常に「ウラの計算」として動いていくことになると思います。