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あの人は今年いくつ?生年月日から瞬時に年齢を判断する方法

例えば父母や祖父母など、生年月日は知っているけれど今年何歳になるのかパッと出てこない…なんてケース、結構あるものですよね。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者・hirokiさんが、「生年月日から瞬時に年齢を判断する方法・平成30年度版」を記しています。

年金で超重要な生年月日から瞬時に年齢を判断する方法!

さて、新しい年に変わったので本日のテーマです! 年金の一次情報としては生年月日が特に重要。年金にはもう嫌になる程の生年月日が出てきます。僕も毎回記事では生年月日やら年月日を書きますが、年金にはどうしても避けられないものだからです。しかし見る人にとってはここで嫌になるんですね。

でも年金の入り口とも言える生年月日さえすぐわかれば様々な年金に対する情報を推測する事が可能になり、また面白くなります。役所に相談行った時とかも、よく机に年齢早見表が置いてありますよね。

そんな超重要な生年月日なんですが、昭和何年生まれとか、西暦が何年とか言われてもその人の年齢ってパッとわからないですよね。僕も昔は非常に頭が混乱した所でありましたが、コツさえ掴めば早見表無くても楽勝です。たぶん、年金に限らずいろいろな場面で役立ちます。そんな生年月日からの年齢の出し方を見ていきましょう!

では、いきなりですが昭和38年1月3日生まれの人は何歳でしょうか?

※ 参考:昭和は64年1月7日まで存在します。

自分の生年月日から逆算しますか? その必要はありません。年が変わり今は平成30年ですが、昭和に直すと今年は昭和93年になります。この昭和93年というのは年が変わるごとに1年足していきます。

昭和93年から昭和38年を引くと55歳です。

これだけ。

また、この人の誕生日は1月3日ですが、年齢は誕生日の前日である1月2日に既に55歳になっています。僕がいつも記事で年齢到達日というのは実際の誕生日の前日を指しています。これは明治35年に出来た「年齢計算ニ関スル法律」というもので定められています。

じゃあ昭和38年7月16日生まれの人ならどうでしょう。

なーんだ! さっきと同じで昭和93年から引けばいいじゃん! って思いますが、まだ今の時点では誕生日の前日である7月15日を迎えていないので54歳です。あくまで今年55歳になる人という意味です。

では次は西暦で見てみましょう。

昭和の場合は1925年を基準に使います。この1925年というのはずっと変わらない定数と思っていただければ。さっきの人であれば、1925年+昭和38年=1963年が生まれ年。

2018年-1963年=55歳。

1963年生まれです!って言われたら、そっから1925年を引けば昭和38年が生まれ年。あと、先に今年は何歳ですって言われたら、例えば今年58歳になった人であれば昭和93年-58歳=昭和35年生まれ。昭和35年を西暦に直したら、1925年+昭和35年=1960年が生まれ年。

次は大正生まれの人! 大正は15年まで存在します。大正12年生まれの人は今年は何歳になるのか。大正を今年で表すと大正107年になります。

大正107年-大正12年=95歳。

ちなみに、西暦だと大正は1911年を基準にします。1911年は定数。ずっと変わらない。大正12年生まれの人は、1911年+大正12年=1923年が生まれ年。

2018年-1923年=95歳。

じゃあ例えば…ワタクシは1921年生まれです(≧∀≦)! って言われたら、大正何年生まれか?もうわかりますね。

1921年-1911年=大正10年が生まれ年。

そして年齢は大正107年-大正10年=97歳。

あと、参考程度で明治を見て見ましょう。明治は45年まで存在します。明治を今年で表すと今は明治151年になります。

明治43年生まれの人であれば、151年-43年=108歳。

西暦だと、明治は1867年を基準にします。これもずっと変わらない定数。明治43年生まれの人なら、1867年+明治43年=1910年が生まれ年。

というわけで、これらを知っておくと年金のような人の生年月日がわんさか出てくる場面でいろいろ応用が利きます。

平成生まれはどうするかって? 平成はそのまま平成30年から引いてもらえれば…。あ、西暦だと平成は1988年を基準にします。だから平成10年生まれの人なら、1988年+平成10年=1998年が生まれ年。

2018年-1998年=20歳。

※ 追記

年金で重要な年齢で60歳と65歳という節目年齢がありますが(年金支給開始年齢が絡んでくる年齢だから)、一体何年に60歳を迎えたり65歳を迎えたりするのか。これは、例えば昭和33年生まれの人なら-3して、平成に直すと平成30年が60歳になる年。で、65歳は昭和33年に+2にして平成に直すと平成35年が65歳になる年。

勝手に-3+2の法則と言ってます。

というわけで、今日の事は必ず覚えていてくださいね^_^!

image by: Shutterstock.com

年金アドバイザーhirokiこの著者の記事一覧

佐賀県出身。1979年生まれ。佐賀大学経済学部卒業。民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
その翌年に民間企業を退職してから年金相談の現場にて年金相談員を経て統括者を務め、相談員の指導教育に携わってきました。
年金は国民全員に直結するテーマにもかかわらず、とても難解でわかりにくい制度のためその内容や仕組みを一般の方々が学ぶ機会や知る機会がなかなかありません。
私のメルマガの場合、よく事例や数字を多用します。
なぜなら年金の用語は非常に難しく、用語や条文を並べ立ててもイメージが掴みづらいからです。
このメルマガを読んでいれば年金制度の全体の流れが掴めると同時に、事例による年金計算や考え方、年金の歴史や背景なども盛り込みますので気軽に楽しみながら読んでいただけたらと思います。

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【著者】 年金アドバイザーhiroki 【発行周期】 不定期配信

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