【書評】ここでクイズです。「気が置けない」とはどういう意味?

 

恥ずかしいけど、間違っていたことを告白する。もしかしたら、歳とったから間違えたのでなく、若い頃から間違って覚えていたのかもしれない。ある語句について、二つの解釈があり、どちらか片方が○なのだ。惜しいことに、語句のすぐ下に二つの解釈があり、頭に○と×がついている。一目で両方が見える。

二つの解釈のどちらかを選ばせて、正解は文末に示せばよかったのではないか。たとえば「悲喜こもごも」だが、「(一人の)心の喜び悲しみ 喜ぶ人と悲しむ人がいる」とある。さあ、どっちだ。わたしは後者のほうだと思ったのだが、その頭に×がついているので、これでは考える間もないではないか。残念……。

  • 煮え湯を飲まされる ○信頼する人に裏切られる ×敵にひどくやられる
  • 他山の石とする ○悪い行いを参考にする ×いい行いを手本にする
  • 枯れ木も山のにぎわい ○ないよりはいい ×にぎやかでいい
  • 気が置けない ○気を遣ったり遠慮しなくていい ×気を遣うし遠慮もしてしまう

……などなど、いままでいい加減につかっていたことを反省したのだ。

テレビでよく出てくる「こだわりの~」って表現、いやだなと思っていた。細かいことにとらわれる、必要以上に気にする、難癖な人って印象。ところが、最近では、細かいところまで気を遣ったことをセールスポイントとして知らせる、いい意味で使われるらしい。そういわれてもいやなものはいや。

編集長 柴田忠男

image by: Shutterstock.com

日刊デジタルクリエイターズこの著者の記事一覧

デジタルメディアで活躍する現役クリエイターたちのコラムで構成されている本格派。総発行部数約16000! 真のクリエイターを目指している方からデジタルに関わる方まで、すべてに向けて発行中!

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】 』

【著者】 日刊デジタルクリエイターズ 【発行周期】 ほぼ日刊

print
いま読まれてます

  • 【書評】ここでクイズです。「気が置けない」とはどういう意味?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け