大学教授すら算定方式を出せぬ、格安スマホへの接続料は廃止せよ

 

接続料をやめてしまい、卸の基本的なメニューだけにして、あとは交渉次第で、MVNOへの料金を決めればいいのではないか。

大量に帯域を調達するMVNOはボリュームディスカウントによって割安で回線を借りられるようになれば、結果としてMVNOが負担するコストは下がる。

接続料という厄介な計算式があるから、3社で競争が起きないわけで、卸による自由な料金設定であれば、3社で大型案件の取り合いが起きるのではないか。

携帯電話の法人市場においては「損して得取れ」ではないが、各社とも割引しまくって回線を獲得するというのも珍しくない。

意見交換会では「接続料をどうすれば、高止まりの状況を変えられるか」という議論が進むが、いっそ「接続料の存在を根本から見直すという考えにはならないものだろうか。

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日経トレンディ編集記者として、ケータイやホテル、クルマ、ヒット商品を取材。2003年に独立後、ケータイ業界を中心に執筆活動を行う。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。日進月歩のケータイの世界だが、このメルマガ一誌に情報はすべて入っている。

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