スポーツショップのブランド力
町のスポーツショップにもブランド力はあるのでしょうか。あります。ただし、それは大手スポーツ店のように、店名がブランドになるわけではありません。そうなるためには、広告宣伝にかなりの投資が必要です。
実は、そんなことをしなくても、ブランド力を上げる方法があります。どんなことでしょう。もちろん、品質の高い商品をそろえて提供するということは必要です。また、有名ブランドを取り扱うこともブランド力をあげることにつながるかもしれません。
しかし、あなたのお店にとって本当に大事なのは「□□といえば、〇〇スポーツ」と言われるようになることです。例えば「野球用品を買うなら〇〇スポーツ」とか、「勧めるとすれば○○スポーツ」とか、「店員さんが気持ちいいのは〇〇スポーツ」とか、お客様が言うようになってくれることです。それが、お店のブランド力だといえます。
要するに、お客様にどんな良いイメージを持ってもらうかということです。
そんなブランド力がつくとお客様が値切るなんてことはなくなります。お店で買ったことが大満足です。さらには、周りの人に自慢さえするかもしれません。
つまり、有名ブランドを売ることがお店のブランド力ではありません。どんな売り方をするか、どんな「思い」を持って商売をしているかがブランド力です。それがお客様に伝われば、ブランド力はあがります。
ただし、お客様は敏感です。少しでも手を抜いたら、長年育ててきたブランド力が水の泡となります。今回の日大の対応を見て、つくづくそう思いました。
■今日のツボ■
- ブランドは、企業やお店とお客様を結びつける「絆」。
- 「□□といえば、〇〇スポーツ」と言われることが大切。
- 売り方やお店の思いも、大きなブランド力である。
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