その意味というのは…、出来ること、全てにおいて、「こうこうこうだから○○なんです」という、お客様にお伝えする理由です。
「この商品は、原材料が○○ですので大量生産することができません、ですから、この価格でご提供させて頂いているのです」とか…、「商品の対象となるお客様は、キャリアウーマンの方が中心ですので、少しでも癒しを感じてもらおう、そして親しみを持ってもらおうと思い、やわらかいタッチのロゴデザインにし、色も暖色系のものを使い、ラベルに採用しています」などなど。全てに意味があり、それらはお客様のことを考えてのものである、ということを情報化し伝えるということです。
これを実践していくことによってマーケティングから営業へという流れが一貫し、スムーズに販売提供に繋げることができ、新商品の立ち上げとしては当然苦戦もありましたが、結果的には上手くいきました。
色々なビジネス本なんかを見ていると商品やサービスに対する思いを伝えることは重要ですよ、ということが、よく言われてますが、それに留まることなく…、さらにもう一歩深く掘り下げて、商品やサービスに付随したり、関連することなんかをもう一度、あなたの会社でも見直してみて下さい。
- 例えば、飲食店なら、店内のレイアウトやお皿やコップなどの意味
- 例えば、名刺1つとっても、なぜこのフォントなのか?などの意味
- 例えば、DMを送る封筒。なぜその封筒(色や素材)なのか?の意味
見渡せば、きっとみなさんの会社(お店)にもたくさんあると思います。それらは、みなさんの会社だから出来ること、みなさんの会社だからあること、だったりするものもたくさんあるでしょう。これら、小さなことを1つ1つ拾っていき、そこにもきちんと意味がある。ってことまで考えてみましょう。そんな事を考えていくと…、商品やサービス価値は決して下がりません。そして、あなたの会社が市場へPRして行くための貴重な情報源であったりするはずです。
きっと、お客様も「そこまで考えてるんだぁ」なんて感じて下さります。
値下げをせずとも売れる、というのは、このようにそこにある価値をきちんと伝えることなのです。
■今日のまとめ
『すべてのモノの意味が伝わることで価値を下げないことになる。』
- 商品を包む包装紙:なぜその包装紙なのか? 考えてみる
※決まったものだから…ということであれば「自分ならこんな包装紙を選ぶかな?」とイメージし、その理由も考えてみる。 - 自分の名刺を取り出し、なぜそのフォントを使っていると思うか? 考えてみる
※決まったものだから…ということであれば「自分ならこんな文字をデザインするかな?」と考え、その理由も考えてみる。 - お客様へお送りするDMの封筒。なぜその素材、色なのか? 考えてみる。
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