祇園祭や送り火だけじゃない。 京都通が推す夏の「みたらし祭」

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「夏の京都」といえば、祇園祭や送り火がまっさきに思い浮かびますが、その他にも知る人ぞ知る「夏越しのお祭」があるのをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では、著者で京都通の英学(はなぶさ がく)さんが、「みたらし祭」や「京の七夕」など夏の京都の魅力がたくさん詰まったイベントを紹介しています。

夏の京都を楽しもう

春の桜、秋の紅葉と比べると夏の京都はオフシーズンです。ある時期を除いてはどこも比較的ゆっくりと観光することができます。ある時期とは祇園祭です。これに関しては次回以降シリーズでお伝えします。

モーレツに暑い京都盆地の夏を訪れたい方にいくつか夏の京都のイベントをご案内します。くれぐれも7月の祇園祭8月の五山の送り火期間には宿泊代が非常に高くなるので気をつけて下さいね。京都三大祭で日本三大祭のひとつ「祇園祭」は7月17日に行われる前祭の山鉾巡行と、その直前の宵山行事は大賑わいです。

さて京都では夏越しのお祭がいくつか行われます。有名なのは下鴨神社土用の丑の日前後に行われている「みたらし祭」です。

地元の人はよく「足つけ神事」と言っていますかね。平安時代、貴族が季節の変わり目に禊をして罪や穢れを祓っていたことが起源だと伝わります。真夏にみたらし川に足を浸しロウソクを献灯して無病息災を願う神事です。ちなみに下鴨神社のみたらし川は「みたらしだんご」発祥の地です。

みたらし祭は早朝から夜まで行われています。陽が落ちてからはロウソクの灯りが幻想的に辺りを照らします。参道に露店も出てお祭りムード満天です。今年は行ってみようかと思います。

・開催期間:2018年7月20日~7月29日
・時間:5:30~22:00

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