相手に伝わる話し方には、5つのポイントがあります。
最初のポイントは、何を伝えたいのか、話し手自身がまず整理することが必要です。何を伝えたいのかを、頭の中で整理していきます。そして、どんな順番で話せば相手に伝わるのか、話す順序も考えていきます。
2つ目のポイントは、相手が理解できているか、随時確認していきます。相手の様子を見ながら、自分の話すスピードと相手の聴くスピードが合っているのか、ゆっくりハッキリと話し、自分が話したことを相手が理解しているかどうか、確認していくことが大切です。
3つ目のポイントは、相手に特に伝えたいポイントは繰り返すことです。相手に本当に伝えたい重要な部分などについては繰り返し話すことが重要になります。また、話すテンポを遅くしたり、声の大きさを変化させながら、相手に伝わるように強調することを気をつけることも大切です。
4つ目のポイントは、内容の長い話は途中でまとめて話すことです。話す内容全体を適度なまとまりに分けて、そのまとまりをひとつのテーマとして、そのテーマの話が終わった段階で、内容を要約することで確認し、次のテーマの話をしていきます。
最後の5つ目のポイントは、熱意を持って、体全体で表現することです。話す内容に加えて、声の調子や大きさ、話すスピード、表情、ジェスチャーなども工夫し、メリハリをつけてみることにより、相手に伝わりやすくなると言われます。
ここまで、「伝えること」と「伝わること」の違い、相手に伝わるようにするための姿勢、相手に伝わる話し方の5つのポイントについて考察してきました。今年ここまでに話題になった出来事の中でも、コミュニケーションに関することが言われることもありましたが、コミュニケーションを円滑にしていくためには、他者のお話を傾聴することに加えて、相手に「伝わる」ように話していくことも大切になってくるでしょうね。
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