マーケティングの定義
いくつか見つかったのでご紹介します。まずはマーケティングの本場アメリカでの定義です。アメリカマーケティング協会が次のように述べています。
マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。
何だかごちゃごちゃしていて、よく分かりません。定義がむつかし過ぎます。アメリカでは、そんなことを考えながらマーケティングをしているのでしょうか。次に、日本マーケティング協会の定義です。
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
まあ、アメリカの定義と似たり寄ったりですね。これも、もう一つよく分かりません。そこで、マーケティングの大家、フィリップ・コトラー教授の登場です。コトラー教授は、
マーケティングとは、製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス。
と言っています。少しは分かりやすくなりましたが、それでも、まだまだという感じがします。とどめは、あのドラッカー先生です。
マーケティングの目的は販売を不要にすること。
と言われました。うわっ! ここまで簡単に言い切られると大変です。何をどうすればいいのでしょう。定義が簡単過ぎて分かりません。あれこれ探した末に、私がいつも使っている定義を思い出しました。