「問題なし」は問題アリ。ビジネスマンが身につけたい問題発見力

 

問題に気づく、見つけるために必要となる3つの目の視点は、将来を見通すことによって問題をあぶり出していきます。内部から外部からの要請により将来を見通して起きそうなことを問題として設定します。

企業を例にすると、内部からの要請としては、業務の効率化やコストの削減生産性の向上などが挙げられるでしょうね。また、外部からの要請として挙げられるのは、お客様からの要求や競合する企業の動向変化法律や規制の変化などになるでしょう。

お客様へ商品を届けることを例にして考えてみましょう。お客様から「商品を翌日に届けて欲しい」という翌日納品の要請が出ていて、将来もっと多くこういった要請が出そうだと想定します。

この想定した状態と現在の状態(例えば、届けるのに5日間必要)との間にギャップが生じることになります。このギャップが「問題」となります。

また、会社内部からの要請として、「業務を効率化することで、現在よりももっと短い期間でお客様へ納品して欲しい」という意見が出ているとします。この要請された内容と現在の状態には差があるので、その差を「問題」として捉えることができます。

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