インド・パキスタン紛争
インド治安部隊の隊員が多数、待ち伏せされて、パキスタンのイスラム勢力に殺された。その報復のために2月26日に、インド空軍機がイスラム勢力の根城であるパキスタン北東部を空爆し、この時パキスタンは迎撃しなかったことで、批判され報復のために、27日パキスタン空軍機が、インド側カシミール地方を空爆した。インド側はMIG21で迎撃し、パキスタン側の攻撃機はF-16であり、インド側MIG21が2機撃墜された。F-16を1機撃墜したとインド側は発表しているが、パキスタン側は否定している。
国際社会は、核保有国である印パ両国が軍事的な緊張を高めないよう、自制を求める声明を相次ぎ公表。ポンペオ米国務長官は「印パ両国は自制を発揮し、いかなる代償を払っても事態をエスカレートさせないよう求める」とする声明を出した。
パキスタン側は、MIG21のパイロットを捕虜にしたが、釈放をすると述べ、パキスタンのカーン首相は「この状況が悪化すれば、私自身やナレンドラ・モディ(印首相)の統制が利かなくなる。インドには再び、対話を呼びかけたい。我々の準備は整っている」と強調した。しかし、現時点ではカシミール地域での砲撃合戦が続いているようである。
核保有国同士の報復合戦に発展すると、いつか核戦争に行く着くので、報復の連鎖は怖いことになる。最初の原因であるパキスタンにいるイスラム原理主義者は、いろいろな紛争をパキスタン国内と周辺諸国にまき散らしているが、その取り締まりをパキスタンが原理主義擁護のサウジとの関係から行わないことが根本原因である。というより、パキスタン情報機関は、この原理主義者を利用していることで、インドや周辺諸国は不満を持っている。
このイスラム教原理主義者をパキスタンが駆逐しない限り、報復の応酬が起きる可能性が高いと見る。原理主義者がいるので、アルカイダやISなども、パキスタンを根城にする可能性がある。
パキスタン政府の対応が、問題になると見る。イスラム教圏との境の地域は、イスラム教原理主義者によるテロや紛争で大変なことになっているが、今回の件も同様な事案と見える。
イスラム教を甘く見てはいけない。イスラム教スンニ派を移民させると、原理主義者も入ってきて、日本の中でもテロ活動を行う可能性があり、移民としてイスラム教スンニ派を入れてはいけない。
それを、この件でも強く教えている。
さあ、どうなりますか?