なぜ、卒業式目前の小学6年生女児2名は飛び降りてしまったのか?

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今年も桜の開花が伝えられる季節になりましたが、悲しいいじめでの自殺の報道が跡を絶ちません。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』では、昨今大きな問題となっている「ネットいじめ」に大人はどう対処すべきかについて考察しています。

ネットいじめも対処できる

3月を迎え、卒業式シーズンに入りました。新たな希望を胸に、新しい世界に旅立っていく子供たちの姿に心が温まります。

その半面、残念なニュースが続いています。2月1日に、前橋市の県立高校2年生の女子生徒が踏切ではねられ死亡しています。本人が書いた26枚の小さなメモが残されており、「先生は私の言葉を信じてくれなかったネットで悪口を言われているのは本当なのに」と、いじめを訴えたのに先生に信用してもらえなかったことやネットいじめも受けていたことが報道されています。このいじめに関しては、フジテレビから取材が入り、プライムニュースイブニングにコメントが紹介されました。

さらに3月12日には、豊田市で小学6年の女子児童2人が、マンションから飛び降りて亡くなっています。報道によると、遺書のような書き置きがあり、そこにはいじめられているという記述もあるとのことです。あと1週間もすれば卒業し、中学生にならんとするこの時期、本当に残念でなりません。

昨日もテレビ局からの取材があり、そこでも話したのですが、中学生に比べると小学生の自殺は格段に少なくなります。しかし、いじめによって受けるショックや心の傷はなんら変わらないと言えます。大人から見ると「なんでそんなことで」と思うことであっても大人よりも感受性の高い子供たちの心にとっては大きな問題です。しかも、年齢が低いほど、どのように対処すればよいかということがわかりません。知識も経験も少ないのです。

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