韓国で「クーデター」の声も。朝鮮半島を襲う「End Games」の結末

 

その影響を受けて、韓国ウォンに対する“攻撃”も活発化しています。「攻撃」というとアクティブなイメージを与えてしまうかもしれませんが、どちらかというと、「一切のコミットメントを絶つ」というように表現したほうが実情にあうかもしれません。

日本の報道でも伝えられる円とウォンの緊急時のスワップ協定も延長されないことになりましたが、同じことは、米ドルや中国元との間でも起きているようです。“離れ”というよりは、もしかしたら“ネガティブな包囲網”でしょうか。

国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会のあるメンバーの表現を借りれば、「対韓国の経済制裁」と言えるのではないかとさえ思います。それは、「恐らく、瀬どり行為をはじめとする対北朝鮮経済制裁違反に対する報復・戒め」との見方もできるでしょう。

ソウルの情報筋によると、「その元凶は文政権であり、そのために国内でクーデターの声が公然と出てきているのではないか」とのことでした。実際にこの「クーデター」に関する声が届いているのでしょうか。ここ数週間、韓国各地での治安部隊の活動が活発化していると言われており、それがどのような方向に発展するのか、とても気をもんでいるところです。

そして3つ目は、やはり北朝鮮をターゲットとしたEnd Gameです。こちらは軍事面と国の存亡という両面で語られています。

軍事面については、以前より何度か触れている「アメリカによる北朝鮮攻撃」の可能性です。これについては、ロシアゲートを巡る疑惑が一応米国内で“一段落”したこともあり、時期的には少し遅れたかもしれません。とはいえ、全くなくなってはいません。

これは、1つ目のポイントにも、そして2つ目のポイントにも繋がるのですが、基本的に、朝鮮半島から一旦“アメリカ”は撤退し、負の影響を最小限に抑えたいとの思惑が透けて見えます。

アメリカが北朝鮮を攻撃することを計画する際に、必ず語られるのは「北朝鮮から同盟国韓国への報復攻撃」の脅威でしたが、トランプ政権下ではすでにその“脅威”は意思決定の場から外されているようで、今後の北朝鮮の出方次第では、踏みとどまることはない、との意思があるように見えます。

それが可能になるのは、同じく以前から語られていた「中国の参戦の可能性(北朝鮮側に立っての参戦)」がほぼゼロであると思われるからです。その理由については、これまでに何度も書いていますので、ここでは再び述べませんが、アメリカが軍事作戦に出るためのハードルは、過去に例をみないほど、低くなっているといえます。

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