今日の会議ってところで何をするんだっけ?何が目的なんだっけ?と考えると、会議の成果物が明確になります。アイデア出しが目的なら、設計図を作っている段階ですから、ここでは意見を言わない、アイデアを出せない人は不要なんですよね。そしてここでは結論は出ないかも知れません。これが目的の会議で無理矢理結論を導こう、ゴールに辿り着こうとするから、バグのある設計図のまま走ることになるんです。
設計図が出来上がったら、関係者全員を同じ方向に向かせるという次のステージになるわけです。ここでは、関係者たちがちゃんと設計図を理解しているのか、そこに書かれている役割や、ステップ、期限を理解しているのかの確認をするわけです。誰が、いつまでに、何をするのか、を全員が共有のモノにするのが目的になるわけです。
最後の同じ未来の風景を見るというのは、プロジェクトを成功させる最後の味付けです。これは完全に精神論なのですが、仕事が人間のやるものである以上、気分を高めるという仕掛けがどうしても必要です。仕事なんだからやれよ、で動く人ばかりじゃないのです。そんな人には、この仕事の意味や意義、これが会社にどんな良き影響を与えるのかを理解させることで、動機付けをするわけです。それが未来の風景を共有するということです。
これ全部、会議の目的ですからね。
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