MAG2 NEWS MENU

なぜ「ほめ日記」を書いた人にプラスのことばかり起こるのか?

潜在能力を引き出し“なりたい自分になる”トレーニングプログラムとして、多くの方からの支持を集めている「ほめ日記」。創始者である手塚千砂子さんのメルマガ『手塚千砂子『自分を味方にする法則「ほめ日記」&命のワークで希望の実現を!』』に、日本人にありがちな小さい頃からの「自己否定グセ」から解放され楽になれる日記の書き方が解説されています。

絶望の果てに出会った方法論「ほめ日記」。なぜ効果があるの?

C太さんからの質問

質問があります。僕は手塚さんの本を何冊か読みました。

自分は欠点だらけの人間で、改善を試みましたがいっこうに改善されず、自分に絶望していました。

どの本に書いてあったか忘れましたが、「欠点を改善するには自分のプラス面を探してほめること」という趣旨のことが書かれてあり、「まさか、そんなことで」と、その時は疑いましたが、藁をもつかむ気持ちで試してみました。

2か月くらいになりますが、最近、ようやく絶望の泥沼から、小さな希望の芽が出てきた実感があります。この芽を育てたいと思うのですが、本当に大丈夫か、自分は生きていけるのか、という不安がまだ心の中にあります。

「欠点を改善するには、自分のプラス面を探してほめること」という方法は、僕にとって実感とともに安心感を与えてくれますが、「どうしてだろうという単純な疑問もあります。

少し失礼な質問かもしれませんが、ご教示ください。

2、長所と向き合うと 欠点は消えていく

C太さんは、とても誠実で純粋な方なのだと思います。「人は、こうでなくてはいけない」という理想の人間像が心の中にあるのでしょうね。理想に合わない面を押さえつけ、自分を責め、戦い疲れてしまったのではありませんか。さぞ苦しかったことと思います。でも、私の方法論に出会っていただけて、良かったです。

あなたが、「自分のプラス面を探してほめる」ことを続けた結果、「小さな希望の芽が出てきた実感」を得られたのですね。命の感性が目覚めてきたのだと思います。あなたの命はとても喜んでいるはずです!「実感」というのは “あなた自身が感じとったもの” です。この「自分の実感」と、芽生えてきた「希望の芽」を信じましょう。

そして、この2か月間実践したことを、あと2か月続けたら、希望の芽は今の倍に伸びる。半年続けたら3~4倍になる──と信じて継続しましょう。それが「自分を信じる」ということです。

マーフィー博士の、潜在意識と願望実現の関係を書いた本や、ナポレオンヒルの「思考は現実化する」という内容の本は、日本で数多く出版されています。その多くは、ベストセラーになっています。それだけ多くの人に読まれ、知られている真実の「法則」でも、なかなか自分のものに出来ない人が多いのも事実です。

それは、日本人特有の “マイナスの特徴”があるからだと 私は考えています。それは──
「自分を否定することは美徳だ」
「欠点を責めていれば改善され、イイ人間になれる」
「ほめていると甘えた人間になる」
という観念が、ムカシから日本社会に在って、子どもの頃から、そういう観念を刷り込まれている、ということです。

この刷り込みを手放し、突破するには「ほめ日記」が最高のメソッドだと、私は自信を持っています。

思っていることが実現するのですから自分を否定的に思い続け責め続けていれば否定的な自分が実現し続ける」のです。つまり、いつまでも理想の好きな自分になれない、のです。反対に、自分の長所に目を向け、認めてほめて、自分を肯定的、尊重的に思い続けていれば、「尊重できる自分が実現し続ける」のです。そして欠点は、小さくなっていくか、消えていくか、です。

3、自己否定グセを修復しよう

日本では、ムカシから子どもを育てるときに、出来ていない点やダメな点を指摘して、そこを直させようと、くり返しマイナス言葉を掛ける親や先生が多かったと思います。立派な人間になってほしいという愛から出る言葉であっても、マイナス言葉の言霊(エネルギー)は、自分に自信が持てない人間を育てる確率が高いと思います。

私の母親もそうでした。中学高校の時は、母親から指摘される欠点を、なんとかして直さなくてはと、とても苦しかったです。でも、悩んだ後にこう思いました。「この欠点は親譲りなのよね。子どもに譲っておいて、何で指摘して怒るのよ」と。そしてこうも思いました。「親の育て方が悪かったんじゃないの? だったら、しょうがないから自分で自分を育てるしかないわ」と。悩みに悩んだ10代。なかなか賢い子でしたね(笑)。ま、それはさて置いて──

生まれた時から命の中に持っている能力、才能、優れた意識などを伸ばすには、プラス面に目を向けて肯定して自信や希望を持たせることが科学的にも法則的にも必要な事なのです。あいにく生育過程で自己否定のクセが付いたとしても、自分自身でしっかりプラス面を探して、認めてほめていれば、修復できるのが命のもつすばらしい力です。

自分はこういう人間になりたい」という願いを実現させるには、「ほめ日記」の最初のページに「なりたい自分像」を書いて、イメージしましょう。

時々そのページを開いて確認し、少しでも──10%でも20%でも近づいてきていると感じたら、見逃さずにほめましょう。「まだまだこんなもんじゃダメだ」などと、否定の言葉は使わないことです。「心に思うこと」は脳の働きや、潜在意識の力によって、実現に近づいていきます。同時に、ほめ言葉のエネルギーや、命への感謝、尊重のエネルギーは、より良いもの、美しいもの、幸せなこと、豊かなもの等を引き寄せます。

C太さんも、希望が実現するように、イイものを引き寄せて、生きている喜びを味わってくださいね。私が説いている「一生幸せマインド」を創造する力は、すべての人に備わっているのですから、自分を信じて前に進みましょう。

 

image by: Shutterstock.com

手塚千砂子この著者の記事一覧

「自分を味方にする生き方」には 法則があります。その法則に従って「人生に成功する思考」を脳と心に定着させると、目標の達成、幸せの実現など、あなたが望むことを、あなた自身がサポートし、寄り添いながら実現に導くことができます。そのための実践と理論を、ご質問や実践された方の体験談を交えて分かりやすくお伝えします。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 手塚千砂子『自分を味方にする法則「ほめ日記」&命のワークで希望の実現を!』 』

【著者】 手塚千砂子 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎月 第1木曜日・第3木曜日(年末年始を除く) 発行予定

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け