「未病」も病気。カラダに耳を傾け先回りする東洋医学の対処法

 

「眉間の様子」 イライラや落ち着きのなさを感じて、眉間や目の下あたりに緊張があるようなら、湿気の影響で消化器の働きが落ちています。消化のよい食事に切り替えたり、セロリやゴーヤなど苦みのある食材を取るようにして肝機能を引き上げることで、眉間やみぞおちの緊張やつまった感じが楽になり、気持ちにゆとりがとりもどされます。

「口元の様子」 悩みや不安が取れず不眠傾向で、口元がへの字に曲がっているようなら、梅雨寒の影響で足腰が冷えて骨盤内がうっ血しています。 便秘を伴い下腹の差し込む痛みや痔疾を患っているようなら、足湯をしたり便通をうながすために海藻や寒天ゼリー、こんにゃくなどの食物繊維を含む食材を取るようにすると、便通が解消されるとともに、ココロと足腰の軽さをとりもどすことができます。

東洋医学では病名がつくほど病態が進行していることを深刻に考えます。カラダに耳を傾けるゆとりのある生活をしていれば、感情の乱れや体調のアンバランスをおこしているだけの状態で、不調に気がつくことができるはずです。 まだまだ陽気が安定しません。気軽に手軽に病気の先回りをして対処するためにも、毎日の自分の機嫌を「ご機嫌」に保つ「ゆとり」のある生活習慣を少しずつ見直していけたらいいですね。そんなお手伝いが、このメルマガでお役に立てば幸いです。

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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