関係最悪。それでも日本に好意を持つ韓国人に誠意を尽くすべき訳

 

韓国では、日本製品を買わない、日本に行かないという運動が、政治家や自治体の首長までが率先して激しく繰り広げられていますが、それにどうこう言うのではなく、それに何か過敏に反応するのではなく、私たちは、そんな韓国の空気の中で、やはり日本が好きだと思って、日本を訪れる韓国の人たちを、心からウェルカムの気持ちで迎え、気持ちよく安全に楽しんで帰国してもらえるようにし、日本人としての矜持を示したいと思うのです。

韓国の人が作った製品がいいのであれば、躊躇なく買って、おいしい韓国料理はどんどん食べましょう。在日韓国人の方に対するヘイトスピーチなんて、絶対に許さないようにしましょう。韓国政府や一部の運動家がどんなに日本に対する失礼な言動をしても、マスコミがそれを煽るようなことがあっても、私たちは、それに巻き込まれないようにして、日本に好意を持ってくれている韓国の人たちに誠意を尽くしていきたいです。

経済がこれだけグローバル化して、地球を何度も破壊できるほどの兵器を持ってしまった地球で、徹底的に戦って勝つ国なんてないのです。すべてが敗者です。そして、韓国が、日本の隣国である事実は、どんなにグローバルに情報が行き交う時代になっても変わらないのです。

今回の政府の措置に、賛否の意見がありますが、将来、振り返った時に、あの時が、日韓関係の新たな一歩になったと言えるかどうかは私たち国民一人ひとりの今の振る舞いにかかっているのだと思います。こんなときだからこそ、私たちは、世論調査で、日本に良い印象を持つと答えた6割近い未来を背負う韓国の若者のことを思い出し大人の振る舞いをしたいと思います。

最後、国を変えることができるのは、国民の声であり、国民一人ひとりの言動なのです。そして、大人の振る舞いこそが合わせ鏡のように相手を変えていく力を持つのです。私を含め人間は、あの激しい日本攻撃の映像を見て、韓国に好印象を持てといわれても、気持ちがついていかないのは当然ですが、でも、自分の言動を意識することで、気持ちを変えることはできます。

過剰に反応しない…ということが、大人としての品格であり、対立している問題の深刻化を防ぐ唯一の方法だと思うのです。

image by: SUDONG KIM / Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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