文在寅のオウンゴール。GSOMIA破棄の韓国を徹底的に放置すべき訳

 

文は、アメリカを怒らせて【墓穴】を掘った

文大統領、GSOMIA破棄を決めて、大失敗でした。「墓穴を掘った」といえるでしょう。なぜ?

アメリカは、国務省も国防総省も、「GSOMIAにとどまるよう」説得してたのですね。アメリカはこれまで、日韓戦争について、基本的に中立の立場を維持してきました。「日本はアメリカの同盟国、韓国もアメリカの同盟国、仲よくしてくれよ」と。ところが、アメリカは今回、怒りをあらわにしています

米「文在寅政権、GSOMIAうそ」

朝鮮日報オンライン 8/24(土)8:20配信

 

米国務省と国防総省は22日(現地時間)、青瓦台の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定に対して一斉に「文在寅(ムン・ジェイン)政権(Moon administration)に強い懸念と失望を表明する」との見解を明らかにした。米国が公式論評で「ROK(韓国)」と呼ばずに「文在寅政権」と呼ぶのは非常に異例なことだ。これについてトランプ政権の高官は本紙に「(GSOMIA破棄が)文大統領の決定だということに焦点を合わせるためのものだ」と説明した。それだけ米国が文大統領と青瓦台に強い不満を持っているという意味だ。

「米国が文大統領と青瓦台に強い不満を持っている」そうです。

米国務省は本紙に送った論評で、「米国は文在寅政権に対し、この決定が米国と我が国の同盟国の安全保障利益に否定的な影響を与えるということを繰り返し明らかにしてきた。(この決定は)北東アジアで我々が直面している深刻な安保的挑戦に関して、文在寅政権の深刻な誤解を反映している」と述べた。
(同上)

怒っているのは、国務省だけではありません。

米国防総省も報道官の論評として「文在寅政権に強い懸念と失望を表明する」と述べた。米政府が韓国に不満の意を表す際、「韓国政府」ではなく「文在寅政権」という表現を使うのは非常にまれである。2017年の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備撤回問題時も、米国務省は「韓国(ROK)政府に聞いてほしい」などと言っていたが、「文在寅政権」という表現は使わなかった。
(同上)

アメリカ国務省も国防総省も、「文在寅個人が悪いと思っているようです。そして、彼が「ウソつき」であることも、どうやらバレてしまったようです。

トランプ政権の高官はまた、青瓦台がGSOMIA破棄について「米国が理解を示した」と説明したことに関して、本紙に「うそ(lie)」だとして、「明確に言って事実ではない。ここ(駐米韓国大使館)とソウルの(韓国)外交部に抗議した」と語った。記者の質問に答えたものだが、「うそ」という表現を使ったのも極めてまれなことだ。

というわけで、「情報戦」で劣勢だった日本に、「神風」が吹いたようです。今回の神風は、「文在寅が愚かな決断で、墓穴を掘ったこと」です。

日本の対応は?

では、日本の対応はどうなのでしょうか?

GSOMIA破棄、冷静な対応 与野党が支持

産経新聞 8/23(金)23:16配信

 

韓国による日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定に関し、与野党からは23日、韓国側を厳しく批判する意見が相次ぐ一方、日本政府の冷静な対応を支持する声が上がった。自民党は政府の分析を待って対応を協議する。自民党は23日、外交、国防両部会などの合同会議を28日に開くことを決めた。北朝鮮によるミサイル発射などの場合、自民党は緊急会議を開くことが多い。しかし、今回は「こちらが慌てれば韓国側の思うつぼ」(党ベテラン議員)との判断から政府の分析などを踏まえて開催する。

これなんですが、私は「何も対抗措置をしないこと」をお勧めします。

まず、日本にはほとんど実害がない。その一方で、韓国の決定は「アメリカを激怒させている」ので、日本は、大いに得をしているのです。だから文大統領に、「ありがとうございます!」といいたいところです。

日本が静観し、韓国がますますアグレッシブになってくると、国際社会も、「やっぱ韓国の方がおかしいのかな?」と思いはじめるかもしれません。

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