では、そうした環境を作っていくために、普通のパパ・ママにできるシンプルな方法をお伝えします。
ステップ0 子どもと遊ぶ
まずは、自分の子どもと一緒に、しっかり遊ぶ機会を作りましょう。忙しくて難しい場合は、頻度は少なくてもOK。まずは、「子どもと遊ぶ」ということに自分のスケジュールを明確に確保すること、実践してくださいね。
ステップ2 子どもの友達とも一緒に遊ぶ
ここが主眼です。子どもが友達と一緒に遊ぶ輪の中に入って、一緒に遊んでしまいます。
子どもが自分で友達と遊ぶ約束をしているところから、「ママも一緒に行っていい?」と参加する方法もありますし、親子で休日を過ごす時に、「せっかくだからお友達も誘おう」という方法もあります。頻繁にできなくても大丈夫。ただ、チャンスと思った時に躊躇なく動くことだけ意識しておきましょう。
そうして一緒に遊びに行った先で、子ども同士が遊びだした輪の中に入ってしまうのです。子どもたちをどこかに連れて行くだけでなく、見守るだけでなく、一緒に遊んでしまう、というのがポイントです。
こんなことをするだけでも、“子ども”と“地域の大人”を結ぶラインが、簡単に1本増やせるんですよ。
もしこうした活動が性に合っているならば、調子に乗ってどんどん広げてしまいましょう(笑)。
- まだ一緒に遊んだことのない子を誘ってみたり
- 一緒に遊ぶ子の親も誘ってみたり
- 何組かの家庭でバーベキュー・花見・花火などを一緒に楽しんだり
子どもは、たった一度でも、一緒に本気で遊んだ相手であればぐっと心の距離感が縮まるもの。それまでは「顔と名前を知っている他人」だった関係が、一気に「よーく知っている人」に変化します。そうすることで、あいさつ以上の会話ができる関係へと発展するのです。
子どもにとって温かく見守ってくれる大人が多い社会の方が望ましい──ということに賛同いただけるなら、自分のできる範囲から、できるアクションを始めてみてくださいね!
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