人生を変えたければ好き嫌いをなくし味覚を変えるべき納得な理由

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慣れ親しんだ味と食べたことのない新しい味、あなたならどちらを選びますか?食にとどまらずとかく新しいものごとに対しては、臆病になって尻込みしてしまうものですが…。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者でセミナー講師として活躍中の佐藤しょ~おんさんは、今回の記事で自身の体験談を交えつつ、「人生を前向きに変えるヒントは味覚にあり」としています。

味覚を変えると人生が変わる

私はうどんよりも蕎麦の方が好きなんですよ、本当は。ところが移住した先というのが、香川ではないクセに、香川の影響を強く受けていまして県内、市内の至る所でうどん屋があるんです。丸亀製麺やはなまるうどんじゃありませんよ。ローカルのうどん屋で、手頃な価格で、サッと済ませられるうどん屋です。

ところがうどんって、細かくいうとタイプがあるんですよね。香川の讃岐うどんって、チュルチュルシコシコ系の麺を出すところと、太くてゴリゴリとカタい麺を出すところに分かれます。私が好きな、京都のチュルチュルうどん(表面の滑らかさが違うんです)は、ほとんどというか全く見かけません。

ところがこの概念は九州に行くと木っ端微塵に粉砕されます。彼の地でうどんと言えば、ヤワヤワでノビノビの噛まなくても大丈夫なヤツなんですよ。知らずに初めて食べた時には、この店は延びきったうどんを出すロクでもない店だって思いましたから。

で、私が好きなのはうどんじゃなくて蕎麦なんですよ。そして蕎麦にはうどんよりもたくさんの種類があるんですね。更科系の白い蕎麦、黒い色の田舎蕎麦、微妙に緑色の薮蕎麦、本格的に緑色の茶蕎麦、それに合わせてつけ汁も変わって来るわけです。

ところが困ったことに、この感覚の違いを忘れつつあるんです。かつては週に複数回は蕎麦を食べていたのに、今じゃ東京でセミナーをする時のランチに立ち食い蕎麦を食べるくらいで、微妙な味の違いが区別出来るような美味しい蕎麦を食べていないからなんですね。

何が言いたいのかというと、味覚って習慣によって作られるもので、身に付くこともあれば、消え去ってしまうこともあるということです。そして食べ物の好き嫌いって、味覚がベースになって作られる嗜好であり感覚ですから、これを変えることも出来るわけです。

私は家人と結婚してから、これをやり続けています。結婚前はほとんど食べたことがなかった、もしくは毛嫌いしていた食材や料理を、9年間食べ続けた結果、私の味覚が変化して来まして、今では

 ■ これはキライだから食べたくない

っていうことが皆無になったんですね。

繰り返しますが、これは習慣ですから。最初はあれ?っと口の中で戸惑っていたところもあったんですが、マズいわけじゃないので飲み込んでいたら、段々とその味に慣れてきて、今じゃ細かな味の違いまで分かるようになって来ました。

そしてそうやって、過去食べていなかった食材や調理方法による料理の味に慣れてくると味覚が広がって来たことに気付きました。人間って、意識しなかったら、自分の好きな味のものばかり食べるようになってしまい、結果として味覚が偏ってしまうんですよ。それが無くなって、幅広く色々な味を取り入れるようになると、味覚が広がっていくわけです。

味覚が広がると、初めて食べる料理なのにそこから既知の味を拾い出せて使われている食材がピンと来たりするんです(これが全く出来ない料理が一流と呼ばれるんでしょう。そういうのは、何をどうやったらこの味になるのかが全く想像出来ませんから)。

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