で、不思議なことにそうやっていたら、新しいモノ、未知なるモノに対する好奇心が強くなってきたんです。昔は、「知らないモノイコール怖いモノ」という気持ちが先に立ってしまって、冒険が出来なかったんですね。試してみたけど、ネガティブな結果に終わったらおカネと時間のムダだって思っていたんです。だから失敗の心配が要らない既知のモノを繰り返していたわけですね。
でも既知のモノに囲まれていたら人生はなかなか変化しないわけですよ。既知ってことは、未来も予想出来るということなんですから。そこからパルプンテが起こることはなかなか無いんですよね。
ところが味覚が変わって来たら、こういう恐怖心がドンドン消えていったんです。もちろん食べ物に対してだけじゃなくて、人生全般についてですよ。
▼ 知らないところ?→行ってみたい!
▼ 知らない人?→会ってみたい!
▼ やったことのないこと?→試してみたい!
▼ ちょっとはリスクもあるよ→とりあえず手を出してから考えるわ
って感じで、柔軟にあたらしいことを取り込めるようになったんです。そうしたら当然ですが、一定の確率で、当たりくじも入っているわけですから、それを引けたら人生のレールが方向を変えるようなことにもなるんです。
ここ数年でそういう変化が起こっているのですが、この大元は実は食べ物の変化から来ていたのだと、最近になって気付いたんですね。
逆にいうと、偏食家であれもキライ、これも食べられない、この味付けでなきゃイヤという人は、人生を激変させるのは難しいのかも知れませんね。
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