厚労省「氷河期世代を10名採用」に、国民から「少なすぎる」の声

2019.12.25
by MAG2NEWS編集部 NK
 

「就労支援」促進が狙いか

政府は11日に「就職氷河期世代」の就労支援策として、今後3年間で前年度当初予算比23.3%増の603億円を投じる方針を発表している。内訳は、対象世代が研修に参加するための交通費支給、奨学金の返済支援金、全国のハローワークに専門窓口の設置、対象世代の失業者を正社員として雇用した企業への助成金などだ。これらの就労支援を促進させるためにも、まずは厚生労働省から具体的な計画を公表したとみられる。

少なすぎる人数

総務省の労働力調査によると、「就職氷河期世代」の人口は平成30年で約1689万人にものぼる。このうちの約53万人はフリーターなど、約317万人は派遣社員や契約社員ら非正規で働く人だ。対して、今回厚生労働省が発表した採用人数は10名。「あまりに少なすぎる」と日本のネット上からも声があがっている。今回だけで就労支援を終わらせるのではなく、長期的に継続し、積み重ねていけるかが鍵となるだろう。

Twitterの声












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source:共同通信日本経済新聞毎日新聞

image by: [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

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