出社強要、罵声と嫌がらせ。インフルエンザ・ハラスメントの実態

2019.12.26
by tututu
 

インフルエンザなのに一日も休まず出勤

インフルエンザが大流行している今、にわかにネットを賑わせている「インフルエンザ・ハラスメント」。信じられないかもしれないが、「休みたいと連絡したら、上司に『評価が下がる』と言われた」「すぐに出社しろと怒鳴られた」などという罵声を浴びせさせられる人が後を絶たないという。

先述の調査によると、インフルエンザにかかった122人に、感染した際の勤務状況について尋ねたところ、22.1%が「完全に治る前に出勤した」と回答。このうちの3.3%は「休まずに出勤した」と答えていたそうだ。

産経新聞によると、労働問題に詳しい弁護士の話として、インフルエンザに感染したにも関わらず、休まず出勤させる出勤強要が明らかになった場合、会社は労働契約法や労働安全衛生法違反に問われる可能性があるという。もちろん、インフルエンザにかかってしまったことを執拗に叱責する行為は、パワーハラスメントとして社内処分の対象となる可能性もあると指摘している。

つい先日、大相撲の十両・貴源治がインフルエンザに感染しているにも関わらず、冬巡業の取組で相撲を取るよう日本相撲協会関係者から指示されていたことがわかったというニュースを報じたが、これも「インフルエンザ・ハラスメント」といえるのではないだろうか?(『インフルの猛威知らぬ相撲協会に批判殺到。感染力士に取組を指示』まぐまぐニュース12月23日

まだまだ終息の様子を見せないインフルエンザ。年が明けたとしても、この流行はまだ続くだろう。そんな状況の中、「インフルエンザ・ハラスメント」というワードがネットでも踊るようになり、ユーザーもいち早く反応。その実態に驚きの声が挙がっている。

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